2009年7月29日滋賀県秦荘中学校の柔道部で顧問に投げられた直後に意識不明になり、約1ヶ月後に急性硬膜下血腫で死亡した村川康嗣(当時12歳)の柔道事故の真実を明らかにし、それを多くの方に知ってもらうためのブログです。
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どうしようかと思っていたのですが、あまりにも腹が立ちましたのでやはり記載することにします。

かねてからこのブログで取り上げていますように、愛荘町長の村西俊雄氏は、昨年の第三者委員会による事故調査の報告会以降、「事故の責任は、愛荘町、秦荘中学校、元顧問、教育委員会にあります」とメディアの前で公言をされてきました。
さらに遺族に対しては「謝罪をしたい」とも公言をされています。
メディアの前では、何度も何度も発言をされています

しかしながら、この報告会以降、町から連絡をいただいた事は一度もなく、謝罪に来られた事もありません。

さらに、責任は町にあると言いながら、民事提訴においては、事故の責任を認めない主旨の答弁書を提出しています。

あきらかに矛盾しているのです。

愛荘町の行政のトップに立つ人間が、再三メディアの前で「事故の責任は町にある」と公言しながら、民事提訴が始まるや否や手のひらを返したように「愛荘町に安全配慮義務違反は無い」とする答弁書を提出しているのですから。

さて、このように、愛荘町の住民の目に触れるメディアでは良い顔を見せ、遺族には有言不実行というダブルスタンダードを使われる村西愛荘町長がブログを開設されています。
"町長 「むらニャン」のあんにゃ・もんにゃ"というブログです。

8月23日付けのブログを拝見しました。
http://blogs.yahoo.co.jp/aisho2009/28372848.html

暖簾に感する記事の最後に、

今日は、柔道訓練中に亡くなられた村川康嗣さんのお墓に教育長、次長、中学校長、学校教育課長とともに5人でお参りいたしました。明日が3回目のご命日です。教育長の導師でお経を上げ、お線香、お花を手向けさせていただきました。

という記述があります。

23日に康嗣のお墓に参られたのだそうです。
それは、構いません。
個人の御意志なのですから。

しかし、それを愛荘町長のブログの記事として記載し、喧伝(けんでん)する必要がどこにあるのでしょう?
そのような事は、吹聴などせず、自分の胸の中にしまっておくもんです。

自分たちが誠意をもって対応していることを吹聴したいがために記載されているとしか遺族には思えません。

さらに、許せないのは、同席をしたとされる秦荘中学の北村校長は、私達が業務上過失致死罪で刑事告訴をしている被告訴人です。
康嗣の死に対して、私達が刑事告訴をしている人間を康嗣の墓前に同席させる事を喧伝するなど、遺族の気持ちなど、何一つ考えていない事がわかります。
それが遺族にとって、どれほど辛い事か、それが遺族をどれほど愚弄することか、そのような事を想像すらされないのでしょうか。

記事を読んでよく解りました。遺族の気持ちを考える前に、とにかく、自分たちの意思が最優先なのです。
とにかく、自分たちが誠意をもって対応しているイメージのみを外部に対して喧伝したいのです。
そのために、わざわざ墓参りの事を記載をしているのです。あからさまな意思が見てとれて、私は記事を見た時に憤りしか感じませんでした。

100歩譲って、記事にした事が喧伝でないとするなら、それなら逆に、遺族の気持ちを考える想像力がないか、人間としての感性に問題があると言わざるをえません。

墓参りをした事を記事にするくらいなら、その前に、まずメディアに対してはっきりとさせておかなければならない事があります。

事故の責任は町にあると言いながら、提訴においては、愛荘町に安全配慮義務違反は無いとした、その理由をまず明らかにしていただきたい。


来週の火曜日(30日)には、第二回目の口頭弁論が大津地裁であります。
被告側による訴状の認否が行われます。
答弁書や準備書面を見る限りにおいて、村西俊雄氏が再三メディアの前だけで喧伝している「愛荘町に責任がある」という主旨の内容はどこにも無く、「愛荘町に事故の責任は無い」という主旨の言葉しか見つかりません。


提訴では明らかに遺族と正面から対立しようとしているのですから、町に責任があるとか、遺族に謝罪したいとか、そのような口先ばかりの誠意を労するのはやめられたほうがよい、何より、自分たちの誠意を世間に対して示したいがために、墓参りという康嗣が死んだ事さえも利用するのは許される事ではない

自分たちの似非誠意を喧伝するためだけに、康嗣の死を利用した事を、私は決して許せません。

30日の大津地裁での口頭弁論は16時からです。
是非、多くの皆さんに傍聴にお見えになっていただきたいと思います。
愛荘町長村西俊雄氏が今まで公言をしてきた事と、実際の裁判において愛荘町が主張する事が、正反対であること。
その矛盾と嘘に気づく事ができると思います。




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【2011/08/26 16:59】 | 愛荘町の説明・対応
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初公判当日(6月14日)の中日新聞の滋賀版に、康嗣の事故と民事提訴に踏み切るまでの経緯を記載した記事が掲載されました。
この記事の最後に、愛荘町の担当者のコメントとして以下の内容が記載されています。記事より抜粋して引用します。

(引用ここから)
愛荘町の担当者は「町や元講師、教育委員会には責任がある。だが、『それぞれどれくらいの責任があるのか』ということを裁判所に委ねたい」と強調した。遺族への謝罪の有無には「謝罪することすら、受け入れてもらえなかった」と話した。
(引用ここまで)

初公判当日の新聞です。
愛荘町の担当者なる人物が、行政側の責任の所在を認めながら、それぞれどれくらいの責任があるのかを裁判所に委ねると強調したとあります。

自分も悪いけど、自分だけが悪いんじゃなく他の人も悪いんです。という、まるで、子どものようなコメントに呆れ果てますが、私はこの発言の裏に愛荘町の二つの意図を感じます。

一つは、死亡した康嗣にも、あるいは遺族にも、何らかの過失があると認めさせたいという事。
もう一つは、責任の大半を元講師になすりつけ、愛荘町の過失割合を少なくしたいという事。

行政がすべての責任を認めようとせず、責任の分担を求めるこの発言で、愛荘町が一人の少年の死にどのように対峙しようとしているのか、よく解りました。


さらに、このコメントには重大な嘘も隠されています


この記事に書かれているように村西愛荘町長は再三にわたり、メディアに対し町や元講師の責任を認める発言をしています。
さも、町が責任ある対応を遺族に対して行っているようなイメージを植え付けたいのでしょう。

私は、これは愛荘町の住民の方に、町が遺族に誠実に対応をしていると信じこませたいが故のパフォーマンスだと思っています。
愛荘町の住民の中には、この町長の発言を信じて、わざわざ妹に、町はちゃんと対応してくれているのに何故そんなに意固地になっているのだ、とまで言いに来た方もいたのだそうです。



しかし、先日掲載した愛荘町からの答弁書を一度読んでみてください。
答弁書の中で、愛荘町は事故の責任を認めていません。


責任は行政にあると吹聴しながら、提訴では責任を認めないという、この矛盾。
これを「嘘」と言わずして何と呼べばいいのでしょうか?

そしてこの「嘘」で、妹家族は地域から孤立することになったのです。
あまりにも無責任な発言で、遺族が地域から孤立する。この「嘘」の責任は極めて重大です



さらに、この担当者は「謝罪すら許してもらえなかった」という発言をしてます。

再三にわたり申し上げていますが、第三者検証委員会による報告の場で、初めて村西愛荘町長は町に責任がある、遺族に対して謝罪すると言及したのです。
しかし、この報告会以降、愛荘町から妹に連絡があったことは一度もありません

また、謝罪とは、起こった事の責任を認めたうえでなされるべきことです。
ただ、単に頭を下げるという事ではありません。

そして、私達は、町が責任を認める機会を何度も与えてきたつもりです。
しかし、その総ての機会を無視し、責任の所在を曖昧にしたままで、何を謝罪するというのでしょう。

「謝罪することすら許されなかった」という愛荘町の発言は遺族を愚弄する詭弁でしかありません。





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【2011/06/18 18:58】 | 愛荘町の説明・対応
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先週の木曜日に愛荘町より遺族からの要望書に対する回答書が届きました。
以下に全文を掲載いたします。
(遺族よりの要望内容については、http://judojiko.blog58.fc2.com/blog-entry-112.htmlの記事をご覧ください)


2010年11月10日
愛荘町長 村西 俊雄


要望書に対する回答書

.
 2009年7月29日、秦荘中学校柔道部員であった村川康嗣さんが部活動中に倒れられ、亡くなられた件につきまして、衷心より哀悼の意を表します。
 先般のご要望に対し次のとおり回答させていただきます。

1 責任の所在について
 事故発生の要因や安全対策につきましては、第三者機関であります「事故検証・安全対策検討委員会」の報告で明らかになった点を尊重し、このような事故を二度と招かないよう関係者の全てが事故を猛省し、今後、万全の安全対策をとって安心な学校づくりを目指すことがわれわれの責任であると認識しています。
 また、法的責任につきましては、愛荘町住民や町議会に対する説明責任を有するため、権能を有する第三者機関である司法の判断を仰ぐ事が適正であると考えております。

2~3 暴力行為について
 学校および教育委員会の調査ならびに「事故検証・安全対策検討委員会」の報告のとおりと認識いたしております。
 この点につきましては、ご遺族から告訴されていることから司法の判断を仰ぐ事が適正であると考えております。
4 安全対策について
 部活動おいて暴力的な指導が行われないよう学校の安全対策に盛り込むべく指導いたします。
5 調査について
 生徒や保護者、教員に対し、可能な限り調査、聞き取りがされたものと認識いたしております。




遺族よりの要望書を読んでいただければ解りますが、町からの回答は、遺族の要望書の質問内容とは異なる事についての回答です。
視点をはぐらかせ、意図的に私達の要望そのものに答えようとしていない事がよく解ります。

1の責任については、
今回の町からの回答は、「今後の安全対策が町としての責任である」という回答です。
私達が要望書で回答をもとめたのは、今後、町が負うべき責任ではなく、村西愛荘町長が会見の場において、再三にわたり町長自らが発言している「事故の責任は町にある」というその発言の真意です。
未来の町の責務を聞いてなどいないことは、遺族の要望書を読めば中学生レベルの国語力があれば十分に解る内容です。

また法的責任に言及をして回答を逃げていますが、私達は、一言も法的責任を認めろ、などと要望をしたことはありません。

私達が要望をしたのは、村西町長自らが何度も発言されている「事故の責任は町にある」というその言葉の真意でしかありません。
自らが発言された内容を、どのような意味で話されているのかを聞いているだけにすぎません。

また、この事に議会や住民への説明責任が発生するというのなら、最初から、そのような不用意な発言をされなければ良いだけの話です。
記者会見という公の場で、愛荘町の行政のトップである人間が発言をされた以上、その発言に責任が伴うのは当然です。
発言をされた以上、議会や住民への説明責任同様に、遺族への説明責任も果たされるべきであると考えます。


2~3暴力行為について
回答書の中で「学校、教育員会、第三者委員会の報告の通りである」という内容がありますが、この報告の通りというのは「体罰はない」とする報告です。
遺族は、わざわざ要望書の中で「暴力行為を体罰とおきかえない」回答を求めています。

私達は、教育委員会が今年の8月11日に第三者委員会に出席し「平手打ちで殴られていた生徒がいた(2名がそれを肯定的にとらえ、1名が暴行であると言っていた)」と、教育委員会自らが認めた暴行の事実を問うているのです。

これでは、遺族への要望書への回答になっていません。

またこの項目についても、「この点につきましては、ご遺族から告訴されていることから司法の判断を仰ぐ事が適正である」という記載があります。
ここで言う「この点」とは、暴力行為の存在です。
しかしながら、私達遺族が刑事告訴をしているのは、一宮元顧問の日常的な暴力行為自体への告訴ではありません。

その程度の事は、愛荘町も解っているはずです。
解っていながら意図的に論点をぼかし、暴力行為の存在を認めない回答をしているのでしょう。
また、100歩譲って、暴力行為の存在については司法に委ねるとするなら、暴力行為がありながらそれは体罰でないとした先の報告自体も撤回し、それも含めて司法に委ねるとするのが、まだ公正な判断であろうと思います。

ある一方の事実のみを隠蔽し、司法判断にゆだねるとする町の姿勢には、この問題の抱える深い闇を感じます。
ここまでして、町や教育委員会が守りたいもの、それは、私達の刑事告訴の対象者を見れば、はっきりとしていると思います。
彼らが守りたいものは、守ろうと必死になっているものは、私達が業務上過失致死罪で刑事告訴をした北村学校長であり、彼を守ることが自らと組織の保身に繋がるからだと推測します。

彼らが、暴力行為を体罰の定義論にすりかえて、暴力行為そのものの存在を執拗なまでに隠蔽しようとしているのは、暴力行為の存在を認めれば、そのような暴力行為を放置していた学校長の責任とさらに教育委員会の責任が追求されるからです。
ただ、そのためだけに、私は彼らが暴力行為を隠蔽しているのだと思っています。
ただ自らの保身のためだけに、一人の子どもの死に向き合わず、事実を隠蔽しているのだと思っています。

4の項目の回答で、愛荘町は部活動において暴力的指導が行われないよう安全対策に盛り込む事を認めました。
愛荘町は、この4の回答で、暴力的な指導が不適切で、安全に反するものだと認めたという事です。したがって、暴力的な指導の排除を安全対策に盛り込むとしたのです。
暴力行為が不適切であり、安全に反する物であるなら、それが行われていた事が教育委員会の調査で解っている以上、一宮元顧問の指導も、不適切であり安全に配慮されたものではなかったという事になります。

最後の5の回答については言語道断です。
藤野教育長自らが、全校生徒への調査を約束されたのです。
その全校生徒への調査が、直接聞き取りを行ったのがわずか3名の生徒に変更された事が、可能な限りおこなわれた適切な調査とされるなら、このような事がまかり通れば、今後愛荘町は、公の場で行った約束を平気にで反古にできることになります。
このような事が許されて言い訳がありません。


長々と述べてきましたが、今回の回答書については、遺族からの要望書についての回答したものではありません。
そして、今回の愛荘町からの回答で非常に重要な事は、愛荘町も十分に、その事を認識をしたうえで、ある意図を持って敢えてこのような回答をしているという事だと思います。

要望内容が理解できずに、ちぐはぐな回答をしているのではなく、ある明確な意図のもとに敢えて、このような回答をしているのでしょう。

先の会見で、要望書への回答内容によっては、遺族は民事提訴に踏み切ることを愛荘町に明言しています。
今回の回答は、その事への愛荘町の明確な答えであり、愛荘町が遺族の民事提訴を受けて立つという意思表示であると判断をいたします。






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【2010/11/15 10:59】 | 愛荘町の説明・対応
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初めまして。
大阪で柔道を学んでいる社会人です。
私は法律については全くの素人なので何も言えませんが、個人的には私も柔道の稽古中に「壊された」経験があるので、とても他人事とは思えません。
柔道に限らず、およそ格闘技と言うものには「稽古の名を借りた暴力行為」と言う裏の一面、負の部分が存在しますが、このような事件(事故ではなく)の話を見聞きする度に、自分は人を殺す事も可能な技能を学んでいるのだと言う事を認識させられます。
残念なのは当の柔道界―具体的には(財)全日本柔道連盟と(財)講道館―が、このような暴行事件・負傷事故に対してあまりにも消極的だと言うことです。
私個人の力など微々たるものですが、せめて自分の目が届く範囲だけでもこのような理不尽な事が起きないよう、稽古と指導に取り組んでいきたいと思います。

ご遺族の皆様の活動は陰ながら応援しております。


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昨日(10月28日)、愛荘町役場に赴き、遺族より直接、要望書を提出いたしました。
村西町長がご出張中ということで、ご対応いただいたのは宇野一雄副町長と総務課の細江氏の2名でした。

要望書の他に暴行を受けていたと証言された生徒の方の陳述書(すでに愛荘町には8月に送付済みのものです)を、再度添付いたしました。

要望書の内容は以下の通りです。

愛荘町長 村西俊雄殿

2010年10月28日


「町中学校柔道部事故最終報告」に関する要望書


 2010年10月5日に愛荘町長村西俊雄氏が秦荘中学校柔道部事故について町中学校柔道部事故検証・安全対策委員会による事故報告書の最終報告をされた内容につき、遺族は愛荘町側の報告内容に強く反発いたします。

1. 責任の所在について
 10月5日の会見での最終報告において町中学校柔道部事故検証・安全対策委員会は、責任の所在については明確に断定できないとされました。
 しかし、7月14日に町中学校柔道部事故検証・安全対策委員会が提出した報告書では一宮元顧問の指導が村川康嗣にとって過度で限界を超えた内容であったことが指摘されています。
 そのような不適切な指導をしていた指導者を雇用した愛荘町、さらには、そのような不適切な指導を放置していた秦荘中学校、ならびに愛荘町教育委員会については、当然ながら雇用者責任、管理者責任が問われてしかるべきであると考えます。
 また、2010年7月14日の記者会見、更には2010年10月5日の記者会見の席上において、愛荘町長である村西俊雄氏自らが、愛荘町、愛荘町教育委員会、秦荘中学校、秦荘中学校の教職員のすべてに事故の責任があると発言をされています。

 村西愛荘町長の発言した責任とはいかなる責任でしょうか?
 町長自らが発言をされた責任の所在について、その内容を明らかにしていただきたいと思います。
 この度の最終報告書においては、事故の直接的な発生原因にのみ言及され、背景にある愛荘町や秦荘中学校の人事管理等における安全管理体制の欠如について明記されなかった事において、本件事故に対する検証の不徹底を指摘するとともに、遺族は強い遺憾の意を表するものです。

 また、最終報告書に記載されなかったにも関わらず、2010年10月5日の記者会見上で村西愛荘町長が「町に責任がある」と発言をされ、遺族に対して「賠償を行う」と発言をされたと聞いています。
しかしながら、今日まで町から遺族に対し、一切の話し合いの場も持たず、更には遺族の要望を悉く無視しておきながら、遺族に何の連絡もなく一方的に賠償問題に触れられた発言は、遺族を愚弄するものとして、厳重に抗議をいたします。

 口頭で責任を認められるのではなく、明文化した書面で責任を認められる事を要求します。


2. 暴力行為の調査結果について
 最終報告において、愛荘町は体罰が無かったとする報告を行いましたが、遺族が2010年7月14日の記者会見の席上で求めたのは、「体罰」の調査ではなく、平手打ちなどの「暴力行為」が日常的にあったかどうかの調査です。
 遺族は、「体罰」という言葉と「暴力行為」という言葉を明確に使い分けて説明をしています。
 また、愛荘町教育委員長の藤野智誠氏は、2010年7月14日の記者会見という公の場において、
1.暴力行為の調査をする。
2.平手打ちが行われていればそれは暴力行為であると認める。
3.一人でも平手打ちをされていた生徒がいれば暴力行為があったと認める。
と発言をされています。
 遺族が求めたものは、そして藤野智誠教育長が調査を約束されたものは、定義論にすり替えられる体罰の調査ではなく、平手打ちなどの明確な暴力行為そのものの調査です。
 しかしながら、先日の最終報告書において発表されたものは、暴力行為ではなく、体罰についての調査内容でした。体罰はその定義によって、暴力行為があったとしても、体罰ではないとする事ができます。
 これはそもそも、遺族の求めていた調査ではありません。

 また、村西町長は記者会見の席上で暴力行為についても触れ、「教育委員会から平手打ちがあったとは聞いていない」と発言され、暴力行為そのものの存在も否定されたと聞いています。
 もし、この事が事実であるなら、暴行の事実について、あまりにも杜撰な調査がされ、その杜撰な調査を盲目的に信用する村西愛荘町長の発言は、行政のトップたる者としてあまりにも無責任であると言わざるを得ません。

 暴力行為があった事は、愛荘町教育委員会がすでに認めています。
 8月11日に再開された町中学校柔道部事故検証・安全対策委員会において愛荘町教育委員会学校教育課長の堤清司氏は、「2名の生徒が叩かれたと言っていたが、叩かれた事を肯定的に捉え、1名の生徒が暴力行為があったと言っている」という内容の報告をされています。
 堤清司学校教育課長により、この発言があった事は2010年8月11日に、町中学校柔道部事故検証・安全対策委員会に出席をされた村田正夫委員長も報道陣の前で認めています。
 さらには、遺族は愛荘町長、愛荘町教育委員会、町中学校柔道部事故検証・安全対策委員会宛に、暴行を受けていたと証言された生徒の陳述書を作成し、提出をしています。

 これらの事実をすべて無視し、教育委員会からの報告のみを受けて、間違いなく存在した暴行の事実自体を否定しようとされるなら、それは愛荘町がある明確な意思にもとづき、暴行の事実を隠蔽しようとされているものだと認識いたします。

 そして、一人の少年の死亡という重大事故に真摯に向き合わないばかりか、事実を隠蔽する不誠実な愛荘町の対応には、遺族は強い嫌悪感と憤りを感じます。

 2010年8月11日の時点で、すでに教育委員会は少なくとも3人の生徒が一宮元顧問により平手打ちをされていた事実を掌握しています。
 教育委員会が平手打ちがあった事実を掌握している以上、平手打ちなどの暴力行為があった事を愛荘町は認めるべきです。

 また、7月14日の記者会見において藤野教育長は、暴力行為の調査を全校生徒に行うと約束をされました。
 しかしながら、実際の調査の対象者が柔道部の生徒の13名に限られ、しかもその中で調査に応じた生徒が3名でしかないことが解っています。残りの10名については保護者の方に調査をされたと聞いています。こうした調査で果たして真実が解明されるでしょうか。事故の再発防止は徹底した調査と検討によって初めて実現することを忘れていると言わざるをえません。

 公の場で約束された全校生徒への調査が、わずか3名の生徒にしか調査をされていないことを、愛荘町はどのように弁明されるのでしょうか?
 公の場における約束を行政が反故にし、その理由さえ明確にされない事は、極めて重大であると考えます。

 さらに、先の教育委員会による町中学校柔道部事故検証・安全対策委員会への報告によれば、この実際に調査に答えた3名の生徒が全員、平手打ちをされていた事を認めている事になります。
 実際に調査が行われた生徒が3名しかおらず、その3名の生徒全員が一宮元顧問による暴行を認めている以上、遺族は、愛荘町が秦荘中学校において一宮元顧問による暴力行為が日常的・継続的に行われていた事を認めることを強く要望します。

 日常的な暴力行為は、指導される生徒に暴力への恐怖心を埋め込み、限界を超えた肉体状態であっても、あるいは意識が朦朧とするなどの異変を感じていても、生徒が、弱音を吐くことも、練習の中止を申し入れることもできないという、いわば悪しき精神主義又は恐怖による過酷な練習の強制という結果に至ると考えます。暴力的指導は、柔道における重大事故発生の背景としてきわめて重要な問題です。
 当然に暴力的な指導者は、自ずと安全への配慮を欠く事になります。
 この事に言及をし、改善をしなければ、真の安全対策など作れるはずはありません。
 一宮元顧問による部員・生徒への暴行の事実を認め、そのような暴力的指導が中学校の部活動で行われていた事は不適切であることを明確にし、その上で、安全対策を講じるべきであると考えます。



 今回の愛荘町の最終報告と村西町長による会見内容を受け、遺族は愛荘町、教育委員会及び秦荘中学校が、真実を究明するどころか、むしろ真実を歪曲し、隠蔽しようとする意思があるのではないかと、懐疑的な思いを強くしています。

 遺族の要望を無視し、責任の所在についても矛盾する会見を行い、また暴力行為については真実とは異なる最終報告を提出しているにもかかわらず、一方的に賠償問題に言及し、1人の少年の死を金銭で片付けようとする愛荘町の対応には何一つ誠実さを感じる事ができません。
 遺族は、無いことを認めるべきだと主張しているわけではありません。
認めるべき事実を認めるべきであるという、当たり前の主張をしているに過ぎません。

 町と学校の責任の所在を明確に書面にし、また暴力行為についての事実を認めない限り、遺族は愛荘町と今後継続した話し合いを持つ事はいたしません。また、遺族はこれらの事を愛荘町が認めなければ、法廷の場においてでも「町、学校等の責任の所在」、「一宮元顧問による暴行等の不適切な指導の有無」を追求し、真実を明らかにする所存です。
 これが無惨に命を奪われた村川康嗣の遺志に沿うものと考えます。

 以上の観点より、以下を要望します。


1. 今回の事故について村西俊雄愛荘町長が記者会見で述べられた責任の所在についてその内容を明確にし、明文化したものを遺族に提出する事。
2. 愛荘町教育委員会の調査に基づき、平手打ちなどの暴力行為が一宮元顧問により日常的に行われていた事実を認め、それを明文化し遺族に提出する事。
3. 上記はあくまでも平手打ち等の暴力行為そのものについてであり、それを、体罰に置き換えない事。
4. 中学校の教育の一環として行われる部活動において、平手打ちなどの暴行、暴力的な指導が不適切である事を認め、排除することを今後の安全対策に盛り込む事。
5. 2010年7月14日に藤野愛荘町教育長が公の場において約束された、全校生徒への調査が行われなかった事について、その理由を明確にし、説明すること。同時に、公の場で約束をされた事を一方的に反故にされた事について愛荘町の見解を求める。
                                                             以上

一週間以内に文書による回答をいただけますようお願いいたします。



提出後の取材で、要望が受け入れられなかったらどうされますか、という質問が報道陣からありました。
基本的に、受け入れられないことは想定をしておりません。
私達の要望は、受け入れられないような高いハードルを設定したものではありません。

村西町長が口頭にて再三認められている責任について、それを明文化する事。
教育委員会が既に調査をし、その存在を確認した暴行の事実を認める事。
どちらも、あった事をそのまま認め、明文化するだけの事でしかありません。

今度こそ、愛荘町が誠意ある回答をされる事を望みます。






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【2010/10/29 18:50】 | 愛荘町への申し入れ
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No title
-
はじめまして。
私の長男は学校で転び頸髄損傷になってしまいましたが、先生方にふざけていると思われて2時間以上も保健室の床に寝かされていました。
養護の話では「教頭に何度も救急要請を頼んだのにしてもらえなかった」、また報告書にそのことを載せなかったのは「教頭が不利になったしまうから」との説明を受けました。が教育委員会は調査もせずに、ただ文句を言うモンスターペアレントにされて学校側に弁護士が入り私たちは何度も質問しましたが弁護士からは「回答の予定がないと」返事が来るだけでした。
私達も弁護士さんに相談しましたが因果関係の証明ができなければ勝ち目は無いと説明を受けて提訴はあきらめました(お金が目当てでは無いし事実を調査し説明と謝罪が受けてたいだけだから)このブログを拝見して私達も要望書の提出を考えてみようと思います。
これからの活動を応援させてもらいます。 

Re: No title
Uncle Mustache
こめんと拝見いたしました。
非常に重大な問題だと感じると同時に、この国の教育の現場では同じように保身のための隠蔽が行われていることを改めて感じました。
事実とおりであるなら、私は戦われた方が良いと思います。
弁護士の方に相談をされたという事ですが、できれば複数の方に相談をされた方が良いと思います。弁護士もオールマイティーではありません。得意、不得意があり、自分の経験のみでしか判断できない方もいます。
特に学校での事故、災害の場合は、それなりの経験のある弁護士でないと難しいと思います。
相談された弁護士さんは「因果関係が証明できなければ」と話されたという事ですが、事故との因果関係よりも、むしろ事故後に擁護教員の養成を無視し、長時間放置していたことの方に問題の本質があるように思います。



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先日の記者会見で遺族が申し上げた愛荘町への要望書を、10月28日に提出いたします。
当日は、愛荘町役場に遺族より直接持参をすることにいたしました。
おそらく、これが遺族より愛荘町に行う最後の働きかけになるかと思います。

要望書の内容については、10月28日以降にアップいたします。



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【2010/10/26 09:59】 | 愛荘町への申し入れ
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昨日、愛荘町の行った記者会見について複数のメディアの方からその内容についてご連絡をいただきました。
どの方も、呆れた内容であったと口を揃えておっしゃっていました。

記者会見をしたのは、村西俊雄 愛荘町長1名で、前回の記者会見に同席された村田正夫氏(びわこ成蹊スポーツ大学)、藤野智誠 教育長は同席をされなかったようです。
記者会見は、彦根記者クラブで開催されました。

主な内容は昨日の通りなのですが、責任の所在を明確に断定できないとしながらも、昨日の会見でも7月14日の記者会見に引き続き村西町長は「責任は、顧問、学校、教育委員会、町にある」と言われたのだそうです。
あきらかに最終報告書とは矛盾する発言であり、しかも責任を町長が認めながら、その事は報告書には明記をしないという事だそうです。

また、暴力行為について村西俊雄 愛荘町長は「教育委員会からは平手打ちなどの暴力行為はなかったと聞いている、したがって暴力行為はなかった」と明言しました。

8月11日の時点で検証委員長の村田正夫氏は報道陣に対して「教育委員会から元顧問が部員に平手打ちをしていたと聞いた」と話しています
これは、昨日も記載した愛荘町教育委員会の堤清司氏が検証委員会でした報告を受けてのものです。

報道陣が、この事を町長に質問すると村西町長は「知らない」と言ったのだそうです。

「知らない」とはどういう事なのでしょうか?

検証委員会で教育委員会が行った暴力行為についての報告内容を「知らない」という事なのでしょうか。
私達は暴力行為を受けた生徒さんからの陳述書も提出をしています
それらを含めて「知らない」と発言されているなら、行政のトップに立つ人間としての資質を疑われる話だと思います。

村田委員長が報道陣に対して発言した内容を記者から聞いても、村西俊雄愛荘町長は「知らない」と発言し、更に
「今後、調査はしない」
「調査を教育委員会に指示するのは越権行為である」
と言ったのだそうです。
町長が教育委員会に指示をすることは越権行為なのでしょうか?
私はこの発言があったと聞いた時に、もはや行政としての体をなしてないというイメージを持ちました。

村西町長は自身のブログで「クールヘッド&ウォームハートでありたい」としています。

1人の子供の死、それに密接に関係するかもしれない「暴力行為」の調査を拒否し、「知らない」という言葉で片付けてよい問題だと思われているなら、行政のトップに立つ人間としての資質を疑うだけでなく、人としての良識にさえ欠けるのではないかと思います。

村西俊雄氏が標榜するウォームハートとは、果たしてどのようなものなのでしょう?

検証委員会委員長であった村田正夫氏に申し上げます。
あなたがたの検証は、この町長の記者会見の通りと受け取ってよろしいのですか?

あなたが、報道陣に話された暴力行為があったする話を、町長は暴力行為そのものが「無い」としたのです。
村田正夫さん、あなたのスポーツマンとしての良識をかけてお答えいただきたい。
それでよろしいのですか?

以下各紙の報道内容
朝日新聞
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001010060003

京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20101005000170


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【2010/10/06 11:01】 | 愛荘町の説明・対応
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-
失礼します。中学生の時に悪い事をすると平手打ちされるのが当たり前の時代に学生をしていました。今回の事件は、柔道の練習中に子供さんが亡くなるような事になった事と 日常に教育の過程で平手打ちをしていた事が同じレベルで話しが進められていますが、私個人は別問題と思います。反抗期の中学生時代は親や先生に意味も無く抵抗したり反抗したりします。数年前から、教育現場は保護者や教育委員会の目ばかり気にして 本来の教育が出来ていないのが現場です。ご自身が中学生時代を思い出して下さい。昔は、怖い先生が沢山いました。それで中学校内の秩序が守られていました。今は、先生方が昼休みに校舎の外にタバコを吸いに行き、中学生が廊下で平気にタバコを吸っているのが現状です。平手打ちや拳骨を落とすと暴力教師と言われ先生を先生として尊敬していないのが事実です。又、公務員に責任と言っても無駄です。社会人になってからリスクがある事をした事の無い業種で甘い世界なのです。柔道事件の事は法廷で明らかになり主様の主張通り勝てると思います。一人の命が柔道と言うスポーツで亡くなり家族・身内の悲しみを考えたら顧問と校長の責任は重大です。
今回の事で、本来の教育現場に戻らないと未来の日本は無いと思います。
又、これだけ柔道による死亡事故が多いので近い将来はオリンピック除外され本来の武道に戻るしかないです。いくら、全柔連が安全対策の為に指導者へ講習の義務化しても おそらく10年間は 次の事故や事件が発生してしまいます。もう悲しい悲劇は無しにしていただきたい。長々と失礼しました。

コメントありがとうございます
Uncle Mustache
コメントありがとうございます。

事故と教育の過程での平手打ちを同レベルで語っている訳ではありません。
むしろ、日常の教育の過程での平手打ちと、この顧問のしていた暴力行為を同じものとして語るべきではないと思っています。
学内で喫煙をしていて叩かれるという事と「試合で負けたら叩かれる」、「部活を休むと言ったら叩かれる」、「練習中に気合が入ってないなどといって蹴る、叩く」とうい行為は、明らかに違うものだと思います。
この顧問の行っていた暴力行為は教育とは無関係の暴力です。
さらに問題なのはこのブログで再三記載してきたように、そのような暴力的な指導により、指導される側の人間(生徒)が暴力への恐怖によって限界を超えた練習であっても、あるいは自分の体に変調をきたしていても、練習を続けざるを得ない環境をうむことです。
その結果が、限界を超えた練習に繋がり重大事故の原因となると考えています。
私達が顧問の暴力行為にこだわるのは、この顧問の理不尽な暴力行為が事故の原因に繋がっていると思うからだということをご理解頂ければと思います。




No title
-
事情が良く分かりました。酷い話ですね。県内でも強豪校という事ですので 相当ハードな練習をしていたのですね。顧問も、教師でなく講師でしたよね。完全な昔の体育会系の根性柔道を子供達に強要していたのですね。
詳しく内容を知らないで、横から意見を言いすみませんでした。
是非とも、今後も大変と思いますが頑張ってください。

No title
-
柔道を指導する者です。いつも拝見させていただいおります。指導者には、たとえそれが偶然起こってしまった事故であれ、管理・監督する選手や子供が被害を受けてしまった場合には責任をとる必要があります。決して、町・学校・教育委員会の責任ではなく、顧問・監督に一番の責任があり、処罰されるべきです。本人が出てきて、同席しなければ無意味だと思います。私は、その責任を抱きながら指導にあたっているつもりです。選手の能力に合わせた練習・休憩は指導者として何よりも把握する必要があります。私の知る限り、日本全国には、まだまだ指導中に暴力をふるう指導者は数え切れないほど存在します。それが現実です。「昔は練習中に水を飲むのはご法度やった!」と、それを今も子供たちに言い聞かせている人もいるでしょう。この現実を私も変えたい。「しばかれて強くなる」のは皮膚だけです。しばかなくても、畳に叩きつけなくても、強くなるような練習を私は追究しています。子供たちのために。このブログ(報告)を見させていただきながら、勉強させていただきます。遺族の方々の気持ちを思うと、本当に耐えられません。私が遺族なら、冷静ではいられないと思います。また、滋賀県柔道連盟が矢面に立っていませんが、真摯に受け止めて、対応策を講じるべきです。長々と失礼しました。

Re: No title
Uncle Mustache
コメントありがとうございます。
暴力的な指導者が世の中にまだまだいる、この事は事実であろうと思います。
多くの指導者の方に、安全とは何か、どのような時に事故が起こるのか、それらについて真剣に考えていただければ、事故は減るものと思っています。


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本日、愛荘町が記者会見を行いました内容につき、遺族よりコメントを発表させていただきます。

愛荘町より本日マスコミ各社に配布された資料は下記よりダウンロードいただき、ご確認ください。
「最終報告書」(PDF:約55.2Kbb)


今回の記者会見は、7月14日に提出された第三者委員会による事故の検証報告書について、遺族側より求めていた再提出に関してです。

遺族側より求めていたことは、大きく以下の2点です。

1.報告書内において一宮元顧問の指導が不適切であった事に触れながらも、その不適切な指導者を雇用し、またその不適切な指導を放置していた町及び学校側の責任について明確な記載をする事。
2.秦荘中学校の柔道部においては日常的に一宮元顧問による暴力行為が部員に対して行われており、その事実を調査し、報告書に盛り込むこと。

7月に提出されました報告書に関する詳細については、以下のブログ記事をご参照ください。
7月14日に提出されました検証報告書についても、以下の記事内よりダウンロードが出来ますのでご参照ください。

http://judojiko.blog58.fc2.com/blog-entry-70.html
http://judojiko.blog58.fc2.com/blog-entry-72.html
http://judojiko.blog58.fc2.com/blog-entry-73.html
http://judojiko.blog58.fc2.com/blog-entry-75.html
http://judojiko.blog58.fc2.com/blog-entry-74.html

この遺族側からの要望を受け、本日愛荘町は最終報告書なる文章にて7月14日に提出された報告書については、再提出をしないとしました。

まず、この最終報告書の作成日が9月30日であるにも関わらず、本日まで報告が延びた事に疑問を感じます。
また、多くの部分を司法の判断にゆだねるとし、自らの判断をしない事については、この報告書自体の存在意義に関わる、重大な問題であると思います。

以下、各論につきまして

遺族が求めてた2点については、本日の報告書内で
1.責任の所在については、明確に断定ができないとしました。
2.暴力行為の有無については、愛荘町教育委員会が体罰はなかったとする報告書を第三者委員会に提出した事に触れ、最終的な判断は司法にゆだねるとしています。


1について
7月14日の記者会見において村西愛荘町長が「責任は顧問、学校、教育委員会、町にある」と明言をされたにもかかわらず、その事について記載がされなかった事について強い不満を感じます。

責任の所在については明確に断定できないとしていますが、7月14日の報告書内では一宮元顧問の指導が不適切であったと認めています。
その不適切な指導をしていた指導者を雇用した事、さらに不適切な指導を放置していた事について、当然ながら秦荘中学、愛荘町の責任が問われてしかるべきであると考えます。
この事を、明確に断定できないとされる事については、愛荘町側の責任逃れであると感じます。

ただ一宮元顧問一人の指導が不適切であるとし、明確な言葉で学校や町の責任を明記されなかった事は極めて遺憾です。

2について
まず、遺族が7月14日の記者会見で求めた調査は、一宮元顧問による平手打ちなどの「暴力行為」の有無であり、体罰ではありません。
したがって、教育委員会より報告された「体罰」の調査報告は、遺族の依頼した内容とは根本的に違うものです。

私達が「体罰」ではなく「暴力行為」としたのは、以前より秦荘中学校の北村学校長が「平手打ちなどは生徒の成長を願っての指導であり体罰ではない」とする回答をしてきたからです。

体罰ではなく、暴力行為の有無であることは、7月14日の記者会見の席上で、藤野教育長に再三確認をしています。
「暴力行為は指導であり体罰ではない」とする学校の考えでは、いくら体罰の調査を依頼しても体罰はなかったとされるからです。
したがって、私達が依頼したのは「平手打ち等の暴力行為」が行われていたか否かとする調査です。

この事に、7月14日の記者会見の席上で、藤野教育長は
「暴力行為の有無を調査する」
「平手打ちが行われていれば、それは暴力行為であると認める」
「1人でも平手打ちをされていた生徒がいれば、暴力行為があったと認める」
「柔道部の関係者だけではなく、全校生徒に調査をする」
と約束をされています。

にもかかわらず、今回の最終報告書に記載されている文章は、「暴力行為」が「体罰」に関する調査と置き換えられ、愛荘町教育委員会より、一宮元顧問が、日常的継続的に「体罰」をふるっていたことはなかった、という報告として盛り込まれています。

また、体罰は無いとしながら、続く文章の中で「体罰と事故との因果関係は認められなかった」と矛盾する報告を記載しています。
そもそも、体罰がないとするのであれば、因果関係に触れる必要もありません。

さらに、藤野教育長が約束をされていた全校生徒への調査も行われませんでした。

愛荘町教育委員会より第三者委員会にこの「体罰」調査の報告書が提出されたのは8月11日です。

提出された報告書は、上記の体罰はなかったとする記載でしたが、この報告書を提出した席上で愛荘町教育委員会の堤清司氏は、調査内容に触れ、
「2名の生徒が、叩かれた事があるが、それで気合いが入った」と叩かれた事を肯定的に捉えている事を。
「1名の生徒は、平手打ちで叩かれたと言っていた」事を、それぞれ認めながら、総合的に、体罰は無いと判断したと説明をしています。
この発言があった事は、堤清司氏本人とこの委員会に出席をされていた総務課の細江氏に確認をしています。
また、検証委員会委員長の村田正夫氏自らが、上記の堤清司氏からの報告を受け、同日に報道陣に対して「教育委員会から元顧問が部員に平手打ちをしていたと聞いた」と話しています。

遺族が求めていた調査は、まさに堤清司氏が口頭で報告をし、その存在を認められた「平手打ち=暴力行為」そのものの有無です。
1人でも叩かれていた生徒がいれば暴力行為があった事を認めると藤野教育長が言った以上、総合的な判断で体罰は無いとするような詭弁ではなく、暴力行為があった事を認めるべきです。

愛荘町教育委員会は、遺族が求めた「暴力行為」の調査をし、「暴力行為」があった事を認知しながらも、
敢えてそれを「体罰」に置き換え、体罰はなかったとする報告を行ったのです。

遺族の依頼を無視し、また公の席で藤野教育長自らが約束をしたことを反故にしてまで、そこまでして、暴力行為の存在を隠蔽しようとする秦荘中学校、愛荘町教育委員会、さらには、そのことを知りながらも、何の対策も指導も教育委員会に対して行わない愛荘町に対し、遺族は、強い憤りを表明します。


私達遺族は、全国柔道事故被害者の会の活動を通じ、柔道指導者の暴力的な指導が大きな事故に繋がる事を指摘してきました。
暴力的な指導者の元では、自分の限界を超えた練習であっても、また体調がおかしくなっても、暴力への恐怖のために、休むことを言い出せない環境を生み出すのです。
その結果、生徒の体力や体調を無視した、限界を超えた過度で無謀な指導が行われ、それが大きな事故に繋がるのです。
この事に踏み込まなければ、本当の柔道の安全対策はできないと思っています。
7月14日の第三者委員会が提出をした報告書にはまさに、その通りの過度で限界を超えた練習が行われていた事を指摘しています。



今回の最終報告書では、
愛荘町が中学校の学校活動中に起こった1人の少年の死を通じ、その原因を究明し、再発防止を真摯に考えるという姿勢は感じられません。
事実を隠し、責任を明確にしない対応には、12歳の少年の死に対し、誠実に向き合う姿勢を感じません。


また、今回の最終報告書については愛荘町総務課の細江氏より、報告書は本来、第三者委員会が愛荘町長に報告をするために、町が検証依頼をしたものであり、遺族に対して報告をするために検証を依頼したものではない。
したがって、今回の検証報告については最終報告書なる文章をメール添付で遺族に送付するだけで、愛荘町より、これ以上の説明を遺族側には行わないと、正式にご連絡をいただいておりますことを付記させていただきます。


遺族は、今回の愛荘町からの誠意を感じない対応を受け、既に行っている刑事告訴だけでなはく、あらゆる方法を視野にいれ、愛荘町及び秦荘中学校の責任を追及していく事を表明いたします。


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【2010/10/05 17:39】 | 愛荘町の説明・対応
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愛荘町職員および秦荘中教職員に告ぐ!
heppoko runner
 卑怯者ども!恥を知れ!
 
 いま、これ以外の言葉は思い浮かびません。
 あなたたちは、公共の福祉のために働く公務員です。
 これが、あなたたちがとるべき態度であると、胸を張って言えますか?
 村西町長、藤野教育長、北村校長に質問します。
 あなたたちは、なにを、だれを守ろうとしているのですか?
 それは、村川康嗣くんのいのちより大切なものなのですか?
 必ずやご回答いただけるものと信じております。

 上記文書を愛荘町(info@town.aisho.shiga.jp)および
秦荘中学校(hatachu@town.aisho.shiga,jp)に、わたくしの
実名と住所を記したうえで送りました。
 わたくしは個人情報を明らかにしたうえで、すなわち命がけで
問い合わせています。
 過去においてもメールを送ったことはありますが、残念ながら、
どなたからも応答はありませんでした。
 今度こそ、必ずやお三方から、真摯なご回答をいただきたいと
切望いたしております。

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先ほど、関西のメディアの方からご連絡をいただき、明日、愛荘町が第三者委員会による報告書の再提出を行うと発表したが知っていますか?というご連絡をいただきました。

愛荘町からは、一切のご連絡を遺族にはいただいておりません。

実は、この件については愛荘町の総務課の細江氏に9月29日に電話を入れています。
報告書の再提出の期日はいつになるのかと聞いたところ、まだ決定はしていないという回答でした。
わずか6日前の9月29日の事です。

■9月29日総務課
その時には細江氏は、報告書については最終段階であり、出来上がり次第、町長と教育長に提出され、その後に発表されるとい事を話されていました。
提出日の期日は決まっておらず、期日が決定次第、遺族にその連絡を貰うよう約束をしていただいておりましたが、残念ながらそのお約束ははたして頂けませんでした。
また、その時に、ずっとご連絡をいただいてない要望書への回答も早急にお願いをしていました。
その事についても、早急に回答をするという事でしたが、現時点では何もいただいておりません。

■9月29日教育委員会
9月29日は、愛荘町教育委員会の堤氏にも連絡をいれました。
7月の記者会見の場で藤野教育長が大勢のマスコミの方の前で約束されていた事が反故にされているのではないかと質問をすると堤氏は、教育委員会は第三者委員会に報告をする機関であり、遺族へ報告する必要はないと再三に渡り説明をされました。

記者会見の場で遺族が求めたのは、
1.一宮顧問が日常的に平手打ちなどの暴力行為を生徒に対して行っていたのかという事
2.上記につき柔道部に在籍した生徒だけでなく、全校生徒に対して調査をするという事。
この2点であり、この事を大勢のマスコミの前で藤野教育長は実行を約束をされたのです。

私達は、体罰ではなく敢えて暴力行為という言葉を使用し、その調査をお願いしました。
それは、以前より暴力行為がある事を認めながらも、それは生徒の成長を願っての指導であり、体罰ではないと強行に主張する北村学校長以下の秦荘中学校の教師が、暴力行為を体罰という定義論にすりかえ、体罰は無いと回答しないためでした。

しかし、教育委員会は第三者委員会に対して、以下の報告をしたのです。
1.元顧問による日常的、継続的な体罰はなかった。
2.今回の事故と体罰との因果関係はない。

あれほど体罰ではなく暴力行為の調査であると依頼をしたにも関わらず、暴力行為をここでも体罰に置き換え、体罰はないと説明をしました。
しかし、体罰はないとしながらも、事故と体罰の因果関係はないという矛盾した回答もしているのです。

第三者委員会に教育委員会が提出した報告書は、上記の2点のみを完結に記載しただけのものです。
しかし、この報告書を提出した際に教育委員会の堤氏は、第三者委員会に口頭でこう報告もしています。

2名の生徒が叩かれたと言っていたが、それによって気合いが入ったなどというように肯定的に捉えている。
体罰であると言っている生徒が1名いた。

堤氏は、第三者検証委員会の場において、少なくとも3名の生徒が暴力行為があったと言っていることを認めているのです。

この事を9月29日に堤氏に確認すると、そのような内容の発言をしたという事を認められました。
また、藤野教育長が、記者会見の場で、1人でも平手で叩かれていた生徒がいたら暴力行為があったと認めるかという質問に対して、藤野教育長が認めると発言をした事も、堤氏に確認をし、堤氏も藤野教育長のこの発言を認めました。

にもかかわらず、第三者委員会に教育委員会として提出した報告書がこの内容です。
あきらかに、調査を依頼した内容や藤野教育長が約束をされた内容と違うと指摘すると、堤氏は、例のごとく遺族に説明する事はありません、という回答です。

正常に機能しない教育委員会、それをそのまま採用する愛荘町と第三者委員会。
本当に事故を無くそうという気持ちがあるなら、到底できることではないと考えます。

この記事を記載中に、愛荘町の細江氏と電話で話をしました。

■10月4日:総務課細江氏
明日の記者会見を事前に遺族に知らせなかったのは、何故かという問いには時間が無かったのだという回答でした。
また、記者会見には遺族は同席をすることは、今回は考えていないという事でした。

理由は、前回の記者会見のように、遺族から様々な指摘が出ることは町としては良しとせず、ただ粛々と検証委員から町長に報告書が提出される事だけを望んでいるからだそうです。

また、教育委員会から提出された体罰の有無の報告書について、細江氏は
1.遺族が記者会見の場で依頼した調査内容ではない事
2.第三者委員会で教育委員会の堤氏が暴力行為あった事を認めていた事
3.藤野教育長が、全校生徒に調査をすると約束をされた事
これらの事を認めながらも、これ以上、教育委員会に調査依頼はしないと言明をしました。

そして、記者会見の場で藤野教育長が約束された事が守られなかった事について、公の場で約束した事を愛荘町が守っていないという事になるが、それでよいのかという質問に対し、細江氏は個人見解であるとした上で「それはそのようにとられても仕方がない」と発言をされました。

明日の報告書の提出で愛荘町はこの件をおしまいにしたいのでしょう。
愛荘町が、1人の少年の死に対して、どのように向き合うのか、そして、同じような事故を発生させないために、どのような努力をするべきなのか、本来されるべき議論は何もされないまま、終わりにしてしまいたいのだと感じました。

報告書の内容を入手次第、遺族はコメントを発表いたします。



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【2010/10/04 17:54】 | 愛荘町の説明・対応
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日曜日に松本のシンポジウムを行いました。
詳細は、改めて記載いたしますが、地方開催にも関わらず東京や関西のテレビ局を初め、多数のメディアの方にお見えいただき、驚きました。

そして複数のテレビ局の方とお話をする中で最近愛荘町が取材を拒否しているという話を聞きました。

あるテレビ局は、秦荘中学校の外観の撮影さえ拒否されたという事でした。

本日、愛荘町に電話をする機会がありましたので、この件についても問い合わせをいたしました。
(尚、本日より公務員の方についてはすべて実名にて記載をいたします。過去記事についても、実名記載に切り替えます)


まず、愛荘町総務課の細江氏に電話をいれました。
第三者委員会の報告書の進展状況と遺族より送っている要望書の回答がどうなっているかを含め確認をするためです。
報告書については、現在第三者委員会の村田委員長の預かりとなっており、村田委員長の方で原案を作成されているという事でした。
その原案ができ次第、他の第三者委員会のメンバーに村田委員長よりコンタクトをとり内容を調整するという事だそうです。
以前のように委員が一同に会してミーティングを行うというやりかたはとらないという事でした。
要望書への回答は、この第三者委員会とも関係しているので、もう少し時間がかかるという事でした。

この後に、テレビ局の取材を拒否されている件についてお伺いいたしました。
細江氏は、そのような話は今初めて聞いた、総務課については、メディアから取材が入れば対応をしているということでした。
私の質問に、逆に驚いてらっしゃるようでした。

その後細江氏と話をして解ったのですが、この取材拒否は、教育委員会による独自判断によるものでした。
そして、その事を、教育委員会は、総務課や町長には報告をしていなかったという事です。

教育委員会にも電話をいたしました。
対応いただいたのは、以前より不誠実な対応をされていると感じている、教育課長の堤清司氏です。
まず、教育委員長が約束された全校生徒への暴力行為の調査がどうなっているかを訊ねますと、その件は第三者委員会に報告をしているので、そちらから聞いてくださいという、相変わらずの木で鼻をくくったような対応でした。
その後に、メディアの取材を拒否されているのは教育委員会としての判断かを訊ねますと、現在、教育委員会としてはメディアからの取材については基本的にすべてお断りをしている、という事でした。
理由は、私達が刑事告訴をしているからだそうです。
よく意味が分かりません。

刑事告訴は、北村学校長と一宮元顧問の個人に対して行っているもので、行政訴訟ではありません。
それでも、教育委員会の管轄であるので、取材には答えないのだそうです。

いずれにせよ、教育委員会の判断として、取材については、現在拒否をしているという事を明言されました。
取材を拒否したことを、町長に報告をしているのかと訊ねると、町長には報告をしていないという事でした。

よく使われる表現をすれば、横の連携がまったくとれていない、という事になります。

教育委員会が独自に判断をし、その判断を行政の長である町長に報告すらしないという事です。

報告書の提出された記者会見でも、教育委員会が町の意思とは別に、教育委員会としての意思をもっている事は解っていましたが、ここまで何の連携もないことには驚かされました。

村西愛荘町長、ならびに愛荘町の関係者に申し上げます。
この教育委員会の対応によって、現在、メディアの関係者からは、愛荘町が町としてこの事件の真実を隠蔽している、あるい対応を放棄している、というイメージで捉えられています。
秦荘中学校の外観すら撮影を拒否されるということですから、当然の事だと思います。

この事が、教育委員会独自の判断であるなら、それは、町としてのイメージを損なうことにしか繋がっていません。
Cool Head & Warm Heartを標榜される村西町長におかれましては、行政の長として教育委員長に適切な対応をとるべく指導されるべきかと思います。

メディアの方にご連絡をいたします。
取材拒否は、愛荘町教育委員会の独自の判断によるものだそうです。
愛荘町全体としての意思ではないということですので、総務課または村西町長あての取材については拒否をされるものではないと確信いたします。




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【2010/09/14 11:03】 | 愛荘町の説明・対応
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愛荘町には怒りを覚えます!
heppoko runner
 8月24日、貴ブログにコメントを書き込ませていただいた者です。
 同日、愛荘町に質問メールを送りましたが、残念ながら今日にいたるまで一切
応答がありません。
 愛荘町には、一片の誠意すら感じられません。
 そして今回の教育委員会の独断専行。
 住民の選挙で選ばれたわけでもない町職員が、いかなる権限と法的根拠に
基づいて、このような暴挙を行いえたのでしょうか?
 自治体とは、住民の権利と利益を守るために存在するものですが、残念ながら
愛荘町には、地方行政の大原則が存在しないものと判断せざるを得ません。
 あらためて強い憤りを覚えます。

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先日記載した通り、愛荘町教育委員会の発表は体罰の有無であり、遺族の求めていた暴力行為そのものの有無ではありませんでした。

しかし、検証委員会において、殴られても「気合が入った」と肯定的に受け止めている部員が数人いたと報告された、とする報道があり、暴力行為そのものが存在した事を教育委員会は認知した事になります。
遺族が求め、そして藤野教育長が調査を約束したのは、この暴力行為そのものの有無です。
一人でも平手で殴られていた生徒がいれば暴力行為があったと認めると、記者会見の場で明言されたその教育長による調査で、何故暴力行為を体罰と置き換えなければいけないのでしょう。

教育委員会は「体罰はなかった」と報告するよりも「暴力行為はあった」と報告するべきなのです。
どうしてもエクスキューズをつけたいなら「顧問による暴力行為はあった、しかしそれを体罰であるとは認識していない」とするべきです。


私が、一宮元顧問の暴力行為にこだわるのには理由があります。
暴力行為に踏み込まなければ、安全対策ができないからです。
柔道界には、暴力的な指導を是とする人々がいます。この事を否定できる柔道関係者は1人もいないはずです。(もちろん、暴力的な指導を否とする方もたくさんいます)

柔道事故の根底にあるもの、その一つは一部の柔道指導者の暴力的な体質だと私は思っています。
このような悪しき風習を柔道界からなくさなければ、本当の安全対策はできないと、私は思っているのです。

愛荘町は、先の報告書で顧問の指導が不適切であったとしました、しかし、その不適切な内容に暴力的指導があったことには一切触れられていません。
これでは、駄目なのです。

日常の暴力的な指導は、間違いなく安全への配慮を阻害する要因です。
指導者の暴力行為への恐怖は、中学生であるなら尚更、限界を超えても休むことができない風土を育み、危険回避を阻害するのです。


このブログで何度も記載をしてきた通り、事故の遠因は間違いなく日常の指導の中にあるのです。
そのような暴力的な指導が日常的に行われていた事が、柔道部における安全配慮を疎かにし、そしてそれが、強行で限界を超えた間違った指導に繋がるのです。

ここに踏み込まなければ、本当の安全対策など出来るわけがないのです。

しかし、この事に踏み込んだ時に、もう一つの大きな問題が発生しました。
学校や教育委員会が事実を隠蔽しようとする、教育現場の闇の問題です。

福島県の須賀川事件の時も、学校や教育委員会によって同様の事が行われました。

秦荘中学校も同様です。
顧問の暴力問題に触れられると学校及び教育委員会の管理責任が問われるからか、あるいは、柔道部顧問の暴力行為が表にでる事で、何か都合の悪い事があるからか、教師全員が、暴力行為を「見ていない」と否定しました。
暴力行為を直接見た柔道部の幅顧問の教師さえも、この事実を否定し、隠蔽しているのです。

本来、生徒を守るべき教師が、保身のために平気で生徒に不利益な嘘をつくという事。
このような嘘を平気でつける人間がこの国の教育者の中にいる事、そして、そのような人物達が生徒を指導し教育をしている事、さらに学校を指導する教育委員会までもが同様に事実を隠蔽しようとする事、これらは、日本の教育現場の、非常に恐ろしい闇であると思います。

秦荘中学校の柔道部においては、顧問による暴力行為が日常的にあったにも関わらず、それを体罰の定義に置き換え、体罰はないといするその姿勢。
秦荘中学校と教育委員会が、異常なまでに執拗に、暴力行為を否定し、隠蔽し、その事実を公にしたくないのには、それなりの訳が有るのだと私は推測しています。

遺族は、検証委員会での教育委員会からの報告を受け、以下の要望書を愛荘町及び検証委員会委員長に送付しました。

愛荘町長 村西俊雄殿
町中学校柔道部事故検証・安全対策委員会委員長 村田正夫殿
2010年8月12日

「町中学校柔道部事故検証・安全対策委員会」に関する要望書

8月11日に再開された町中学校柔道部事故検証・安全対策委員会にて愛荘町教育委員会が報告をした一宮元顧問の暴力行為につき、以下要望いたします。 



1. 体罰ではなく、暴力行為の有無について再調査を依頼する。
2. 上記につき、全校生徒に対しても無記名式のアンケート調査を行う事。
3. 上記調査を、中学校・教育委員会がするのではなく、検証委員が主導して行う事。
4. 調査内容については、遺族に書面にて報告をする事。
以上

7月14日の記者会見の席上で、遺族が調査を依頼したのは「暴力行為」そのものの調査であり「体罰」の有無の調査ではありません。
本来「暴力行為」=「体罰」のはずですが、以前より、平手打ち等は指導であり体罰ではないとする主張を北村秦荘中学校長がされています。
したがって、記者会見の場では、体罰であるかどうかの判断はさておき、暴力行為があったかどうかについて調査依頼をしたものです。これについて、藤野教育長は暴力行為の有無の調査を了承しています。
また、遺族の調査により明らかに暴力行為があったと証言をされている生徒がいます。事実の食い違いを放置したままでは、あるいは一方的な情報のみを信じては、正しい検証は行われず、正しい安全対策は出来ません。

今回の調査内容は、遺族の依頼した調査内容と根本的に違うため、再調査を求めます。

また、記者会見当日、藤野教育長は全校生徒に対して、調査を行う事を約束されていますが、調査が行われたのは秦荘中学校の教職員と柔道部に在籍、または在籍していた生徒に対して行われたのみです。
全校生徒に対して、暴力行為があったか、暴力行為を目撃したかのアンケート調査を行う事を要望します。その際、生徒の自由意志を尊重するため、アンケート調査は無記名で行う事を要望します。

また、上記調査は中学校・教育委員会が行うのではなく、検証委員が調査を行うことを要望します。


一週間以内に文書による回答をいただけますようお願いいたします。




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【2010/08/14 10:31】 | 愛荘町の説明・対応
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