2009年7月29日滋賀県秦荘中学校の柔道部で顧問に投げられた直後に意識不明になり、約1ヶ月後に急性硬膜下血腫で死亡した村川康嗣(当時12歳)の柔道事故の真実を明らかにし、それを多くの方に知ってもらうためのブログです。
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本日(2014年4月30日)長野地裁において、検察審査会により強制起訴とされた柔道の元指導者に対して業務上過失傷害罪による有罪判決がでました。
検察が嫌疑不十分を理由に不起訴にした事件で、初めての有罪判決となりました。
私も傍聴をいたしましたが、柔道事故にとって、また、同様に検察審査会が一度目の起訴相当を出した我が家の事件についても、非常に大きな意味をもつことになる判決であったと思います。

詳細について言及をするのは後日とさせていただきますが、報道各社へのリンクを貼っておきます。
在京キー局はすべて、夕方のニュースで大きくとりあげました。
この判決の持つ意味の大きさを物語る報道量だと思います。

NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140430/k10014127141000.html

日本テレビ
http://www.news24.jp/articles/2014/04/30/07250260.html

TBS
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2189352.html

フジテレビ
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00267687.html

テレビ朝日
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000026031.html

他、報道量が多いのですべてご紹介しきれませんが、新聞各社が大きく報道をしていますのでご紹介しておきます。

朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/ASG4X6QWHG4XUOOB01T.html

毎日新聞
http://mainichi.jp/select/news/20140430k0000e040184000c.html

産經新聞
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140430/trl14043018130006-n1.htm

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【2014/04/30 21:46】 | 柔道事故裁判
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夕方になって非常に大きなニュースが飛びこんできました。

2008年5月に松本市の柔道教室で当時小学6年の男児が練習中に投げられ急性硬膜下血腫を発症、重い障害が残った事故で、長野地検が業務上過失傷害罪で2度にわたり不起訴(嫌疑不十分)とした元指導者に対して、長野検察審査会は「起訴すべき」とする2回目の議決をし、元指導者は強制起訴されることになりました。

議決書では、男児と元指導員は体格差、能力差が大きく「基本技でない片襟体落としをかけたのは事故発生の重大な危険性がある」と指摘。
また、小中高校生にスポーツの指導をする際には、脳が揺れやすく、急性硬膜下血腫を起こしやすいことを念頭に置く必要があると指摘し、危険を伴う柔道の指導者は、頭部を打たなくても急性硬膜下血腫などで重大な結果が生じることを知り得たと判断。
同罪の成立に必要とされ、検察官が一貫して否定している予見可能性は「柔道の指導者として頭を直接打ちつけなくても重大な結果が生じると知り得た」とし、元指導者には予見可能性があり、事故の回避は可能だったと結論付けました。

この事故では、長野地検が2012年4月に元指導者を不起訴としたのを受け、男児のご両親が同年5月に検察審査会に審査を申し立てていました。検察審査会は7月に「起訴相当」と議決しましたが、長野地検は同12月に再び元指導者を不起訴としていました。

以下、報道記事へのリンクをご紹介します。
(リンクは、2013年3月7日現在において確認ができるものです。一定の期日を過ぎると非表示となるリンク先もありますのでご注意ください)

NHK
日本経済新聞
読売新聞
信濃毎日新聞
スポーツ報知

検察審査会の議決によって、柔道事故の加害者が起訴される初めてのケースです。
民事で認定された元指導者の予見可能生を、検察側は刑事事件としては嫌疑不十分としましたが、検察審査会は予見可能性認め、事故の回避は可能であったとした今回の議決は、我が家の事故も含め、今後の柔道事故の刑事裁判に大きな影響を与えるものと思います。



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【2013/03/07 18:21】 | 柔道事故裁判
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2008年5月、長野県松本市の柔道教室で澤田武蔵君(当時小学校6年生・15歳)が柔道教室の指導者に投げられて急性硬膜下血腫を発症し、遷延性意識障害となった事故で、本日(2012年7月25日)長野検察審査会は、2012年4月に長野地検が不起訴とした元指導者に対し「不起訴は不当であり、起訴相当」とする議決を公告しました。

事故を起こした指導者の刑事責任を認めるべきであるとした議決です。
指導者の刑事責任を問う非常に大きなニュースであり、また、同様の刑事事件を抱えている柔道事故被害者にとっても今後の刑事裁判において大きな影響を及ぼすと考えられます。

以下、報道記事へのリンクをご紹介します。
(リンクは、2012年7月25日現在において確認ができるものです。一定の期日を過ぎると非表示となるリンク先もありますのでご注意ください)

NHK長野放送局
信濃毎日新聞
MNS産経ニュース

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【2012/07/25 14:29】 | 柔道事故裁判
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横浜市立奈良中学校柔道部での事故で1審の原告勝訴の判決が確定しました。

事故は、2004年12月24日に、当時15歳だった中学三年生の男子生徒が柔道部の顧問により暴行と呼ばれてもおかしくない練習を受けさせられ、急性硬膜下血腫を発症したものです。
緊急手術の後、奇跡的に一命はとりとめられましたが、非常に重篤な高次脳機能障害に陥り、現在も重い後遺症に苦しまれています。

裁判では、横浜市と顧問側が「障害の原因は当日の柔道の練習とは無関係である」として、事故と練習との因果関係を一切認めず、全面的に争っていましたが、昨年末、2011年12月27日の横浜地裁においては、この被告側の主張を退け、顧問の行為と障害の因果関係を認め、また、顧問に事故の予見は可能であったとして安全配慮義務違反による顧問の過失を認める原告勝訴の判決がでていました。

この判決に対し、被告の神奈川県と横浜市は「判決を覆すだけの新たな事実が出る可能性は低く、顧問教諭の重過失や故意性が認められたわけではない」とし、控訴を断念していました。

原告側は「事故のとの因果関係」「顧問による過失」等の原告側の主張が認定された勝訴判決であったものの、事故は顧問による制裁目的での暴行であったとする主張が認められなかった事から、控訴準備もされていましたが「裁判が続く以上息子(被害者男性)の精神状態が安定しない」として控訴しない方針を固められたものです。

ご苦労の多い、非常に長い裁判であったと思います。
原告側のご家族としては、様々な思いもおありかと思いますが、何よりもご子息の精神の安定をはかりたいというお気持ちの上でのご判断であったと推察いたします。

横浜市教委は判決が確定した場合「学校管理下の部活動中に起きた事故であり、原告側に連絡を取り謝罪したい」と、被害者男性に謝罪する意向をしめしていますが、一方、加害者の柔道部顧問については「故意性や重過失が認められなかった」として処分をしない方針という事です。

顧問による故意性や重過失が認められなかっただけで、顧問の過失自体は認定されたているのですから、当然この顧問に対しては適切な処分が必要ではないかと私は思います。

昨年末の判決後、勝訴を電話で伝え聞いた被害者の男性は「これで先生は謝ってくれるのかな」と話したという事です。
横浜市と顧問教諭は、この言葉を重く受け止め、真摯に謝罪をしていただきたいと思います。
そして、柔道と事故との因果関係が認定されたのですから、二度とこのような事故が起こらないよう万全の安全対策を早急に講じるべきです。

以下、報道記事へのリンクをご紹介します。
(リンクは2012年1月11日現在のものです。一定の期日を過ぎると非表示となるリンク先もありますのでご注意ください)


神奈川新聞

読売新聞

朝日新聞

毎日新聞

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【2012/01/11 12:44】 | 柔道事故裁判
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昨年(2011年)の12月27日に横浜地裁で原告勝訴の判決の出た横浜市立奈良中柔道部事故の民事提訴ですが、被告である横浜市、神奈川県は控訴をしないことを6日までに決定したという報道が入ってきました。

続報が入りましたら、あらためて記載をしていきますが、第一報として以下のリンクをご紹介しておきます。

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/01/06/kiji/K20120106002380620.html


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【2012/01/07 00:31】 | 柔道事故裁判
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先日も記載した2004年の12月に発生した横浜市立奈良中学の柔道事故提訴において、昨日(2011年12月27日)、横浜地裁は横浜市と神奈川県に対し、約8920万円の支払いを命じる、原告勝訴の判決を言い渡しました。

長い間、治療やリハビリなどをされながら闘われてきた被害者と被害者のご家族のご苦労が報われる判決となった事に何よりも安堵をいたしました。

この裁判においては、被告側の教諭と横浜市、神奈川県は、練習と事故との因果関係を一切認めず、練習は適切であったと主張、さらに、頭部に挫傷や打撲の痕跡がないことを理由に「頭部の強打は認められない」とし、柔道の投げ技で頭部の静脈が切断されるのは稀なケースだとして「予見は不可能だった」と全面的に争っていました。

これ対し、判決理由では「男子生徒が硬膜下血腫などの重傷を負ったのは、教諭の掛けた技の回転力で脳の静脈が損傷した(加速損傷)が原因」と練習と事故との因果関係を明確に認定。
さらに、乱取り中に教諭の絞め技によって男子生徒が半落ち状態であった(絞め技により意識が朦朧としていたこと)をあげ、そのような状態で技を掛け続ければ、重大な傷害が発生することは十分に予見が可能であったとし、安全配慮義務を怠った、と指摘しました。

事故原因は不明であるとし、事故との因果関係自体を完全否定し、事故が予見できなかったとする被告側の主張は、全面的に退けられた判決となりました。

また、長野県松本市の柔道教室事故の民事裁判、大阪市此花区の柔道教室死亡事件の刑事裁判に続き、頭部を強打しなくても、また、頭部に明らかな外傷がなくても、柔道の投げ技による回転加速力で橋静脈が破断する加速損傷が事故の原因であると明確に認定された判決となりました。

事故原因が加速損傷である事を明確に認定した判決が、これで民事で2例、刑事で1例となった事で、もはや「頭を打っていないので柔道とは関係がない」、「引き手をひいて頭を打たないようにしていたので柔道とは関係ない」、「頭部に外傷がないので柔道とは関係がない」などとする指導者、加害者の非科学的な主張は、今後とも完全に否定される事になると思われます。

また今回の判決で、絞め技をした直後に乱取りを継続する危険性について指摘した事は、今後の柔道事故裁判だけでなく柔道の安全対策にも大きな影響を与えると思います。

被告の教諭、横浜市、神奈川県は今回の判決を厳粛に受け止めるべきなのは勿論ですが、まず判決内容をよく理解するべきだと思います。
因果関係を全面的に否定することで争いながら、事故と練習との因果関係が明確に認定された事、急性硬膜下血腫の原因が柔道技によって発症した加速損傷であると認定された事、さらに、同様の判例が民事、刑事と続いている事、これらの事を考え合わせれば、被告側の主張がいかに真実と離反していたかは明確です。
判決を真摯に受け止め、反省をし、同じ事故を起こさないための安全対策を取る事が、何よりも優先されるべき事柄であり、控訴によって、いたずらに時間をかけるべきではないと思います。

判決内容を電話で伝え聞いた被害者の男性は「これで先生は謝ってくれるのかな」と話したという事です。
この言葉も、被告側は真摯に受け止めて欲しいと思います。

判決後の記者会見において、原告のご両親が、教育委員会が事故と柔道練習との因果関係を認めず、脳損傷の原因は登校中に電信柱にでも当たったからではないか、と言った事を話されました。

事故原因を真摯に究明しようとせず、ただ責任回避のために、被害者を傷つけるこのような発言が、多くの柔道事故の現場で平気でされてきました。
我が家の事故でも、同じような事を、学校や教育委員会の関係者が発言しました。

事故原因から目を背け、事故原因を真摯に究明しようとしなかった、このような姿勢が、結果として毎年4人以上の子供が学校の柔道で死亡する事に繋がっていったのです。

安全であるべき学校において、真摯に事故と向き合わず、何の根拠も無い非科学的な論理を振りかざし、ただただ責任を回避するという姿勢が、何の安全対策もとられない現状へと繋がって行ったのです。

今回の判決は、今後の柔道事故裁判だけでなく、柔道の安全そのもの、柔道による重大事故の防止の意味においても、非常に大きな意味のある判決であったと思います。


以下、今回の判決の報道記事へのリンクを掲載します。
(リンク先は2011年12月28日現在のものです。期間がすぎると非表示になるものもありますのでご注意ください)

■フジテレビ(動画配信)

■テレビ朝日(動画配信)

■NHK

■朝日新聞(2011年12月28日)
■朝日新聞(2011年12月27日)

■毎日新聞(2011年12月28日)

■東京新聞(2011年12月28日)

■神奈川新聞(2011年12月28日)

■読売新聞(2011年12月28日)
■読売新聞(2011年12月27日)

■日経新聞(2011年12月27日)

■産経新聞(2011年12月27日)

■時事通信(2011年12月27日)

■共同通信(2011年12月27日)





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【2011/12/28 00:29】 | 柔道事故裁判
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来週の27日(2011年12月27日)に横浜地裁にて、横浜市立奈良中学柔道部で発生した事故の民事提訴の判決が出されます。

事故は、2004年12月24日に発生しました。
当時、15歳だった中学三年生の男子生徒が柔道部の顧問により暴行と呼ばれてもおかしくない「指導」を受け、急性硬膜下血腫を発症したものです。緊急手術の後、奇跡的に一命はとりとめられましたが、非常に重篤な高次脳機能障害に陥り、現在も重い後遺症に苦しまれています。

事故後、指導者は2007年7月2日に傷害容疑で書類送検をされていましたが、横浜地裁は2009年10月27日に嫌疑不十分として不起訴処分としました。

ご両親は、横浜第一検察審査会に不服の申し立てをし、2009年12月2日には検察審査会が「傷害罪での立件は困難だが、業務上過失致傷罪が成立する」として不起訴不当を議決していました。

しかし、横浜地検は2009年12月17日に再び不起訴としました。
業務上過失致傷罪の公訴時効が5年であり、この不起訴処分の1週間後に公訴時効を迎えることから、再度の検察審査会への申し立てができず、この不起訴が確定し刑事事件としては立件できませんでした。

「もし」という言葉を使うことができるなら、
もし、公訴時効までにもう少し時間があれば、この事件は、再度の検査審査会を通して再び、不起訴不当の議決が出ていたと思います。
そうなれば、柔道事故で初めての強制起訴となった事案であると思っています。

刑事での立件起訴は残念ながらなりませんでしたが、柔道事故に対する認識が変わってきている今、来る27日には正しい判決が出され、柔道事故撲滅のための大きな前進となることを期待しています。

日時:12月27日(火)13時10分~
場所:横浜地裁 503号法廷


この事故については、インターネットニュースサイト「JANJAN Blog」の以下の記事に詳細に記載があります。
ご覧下さい。


奈良中学校柔道部顧問による暴行事件ー12月27日地裁判決へ

奈良中学校柔道部顧問による暴行事件ー判決を前に


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【2011/12/22 12:10】 | 柔道事故裁判
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このブログでもお伝えをしてきた、昨年(2010年)の11月に大阪市の此花区の柔道教室で小学1年の男児(当時6歳)が練習中に意識不明になり死亡した事故で、業務上過失致死罪に問われた元指導者の判決公判が本日(2011年10月5日)大阪地裁であり、指導者に有罪の判決が下りました。

この裁判は、柔道場で柔道の練習中に柔道技によって起こされた事故として、日本で初めて審理される、柔道指導者の刑事裁判として注目をされていたものです。
また、大阪区検が2011年5月、同罪で指導者を略式起訴しましたが、大阪簡裁が書面審理ではなく通常裁判が妥当として「略式不相当」と判断、同地裁に審理を移した事でも注目集めていました。

大阪地裁の中川博之裁判長は、判決の中で「柔道は事故が起きやすいスポーツ」と指摘。被告が男児に十分な受け身を習得させていなかった等、被告の過失は重いとしましたが、一方で「遺族への謝罪や真摯な反省など酌むべき事情も認められる」と述べ、禁固刑などではなく、検察の求刑通りの罰金100万円の有罪判決としました。

この判決により、日本で初めて刑事裁判において柔道の指導者の過失が認定され、有罪の判決がくだされた事になります。

また、この判決では、男児が死亡した原因について、直接頭を打たなくとも、立ち技を連続してかけて頭部を激しく揺さぶった事により急性硬下血腫が発生した事によるものである、と認定をしました。
「加速損傷」が死亡に繋がる脳損傷の原因であると、刑事裁判で認められた事になります。

今までの柔道事故の裁判においては、指導者は、引き手をひいて頭を打たないようにしていたので頭はぶつけていない、したがって脳損傷の原因は柔道によるものではないと主張をしてきましたが、加速損傷が刑事裁判で死亡原因として認められた事によって、もうこの言い訳は通じなくなります。
この加速損傷が死亡原因であるという刑事裁判での認定は、今後多くの柔道事故裁判で、非常に大きな意味を持ってくるものと思われます。

指導者の過失認定と加速損傷の認定、今回の判決は非常に大きな意味をもつ判決であったと思います。

最後に、今回の量刑について。
今回の量刑については、様々な議論がされることと思います。

過去の判例に照らし合わせれば、仮に禁固刑などが言い渡されたとしても、業務上過失致死の場合、初犯であればほとんどの場合執行猶予がつき、執行猶予期間を過ぎれば刑の言い渡しの効力が消滅します。
執行猶予期間が過ぎて刑が消滅するくらいなら、業務上過失致死傷罪の罰金刑の上限である100万円という罰金で被告に経済的な負担を強いることで罪をつぐなわせるという事も、過去の判例から考えれば、現実的な刑事責任のとらせかただと捉えることもできるでしょう。

しかし、この被告は、自らの段位や経歴を偽って柔道教室の生徒を募集し指導にあたっていたこと、事故当日は、死亡した男児のやる気が十分でないと感じ、激しい乱取りげいこを続けたと供述している事、途中でやめると根性が育たないとして受身が十分でない男児に何度も立ち技をかけた事、更に、裁判の中で、初めて柔道を児童に教えるにもかかわらず、「指導書を読んでいなかった」と明かしている事など、悪質であまりにも無責任であると言わざるを得ません。

それらを考えれば、いかに真摯に反省しているとはいえ、小学校1年生の男の子の命を奪った事件の量刑が罰金刑で妥当であるとは個人的には到底思えません。
判例にとらわれることなく、悪質な場合については実刑を下す必要もあるのではないかと考えます。

以下、各メディアの本裁判の記事へのリンクをご紹介します。

毎日放送
http://www.mbs.jp/news/jnn_4843886_zen.shtml

日テレニュース24
http://news24.jp/nnn/news8892456.html

読売新聞
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20111005-OYO1T00850.htm?from=main3

朝日新聞
http://www.asahi.com/national/update/1005/OSK201110050041.html

産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111005/trl11100512230001-n1.htm

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【2011/10/05 21:31】 | 柔道事故裁判
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このブログでも再三お伝えをしておりました長野県松本市の柔道教室事故裁判で2011年9月22日に、被害者側の主張を全面的に認める画期的な和解が成立しました。

事故は、2008年5月、長野県松本市の柔道教室で当時小学校6年だった沢田武蔵君が練習中に男性指導者から投げられて、急性硬膜下血腫を発症、現在も遷延性意識障害の状態にあるというものです。

この事故の民事提訴については1審の長野地裁松本支部が、2011年3月16日に原告側(被害者側)の主張を全面的に認め、被告側(指導者)に損害賠償金として約2億4千万円の支払いを命ずる判決を言い渡していました。

被告側(指導者)は、これを不服とし、事故は不可抗力によるものだと主張して高裁に控訴をしていましたが、2011年8月4日に開かれた控訴審において、東京高裁の市村陽典裁判長が弁論の終結を宣言し、結審した上で和解を勧告していたものです。

和解内容において被害者側は、

1.指導者が武蔵君との乱取り中に片襟体落としの投げ技によって武蔵君に急性硬膜下血腫の頭部損傷事故を発生させたと、指導と事故との因果関係を認め、これを謝罪する事。
2.今後柔道指導に際し、かかる行為を2度と繰り返さない事を誓約する事。
3.和解金ではなく、被害者への損害賠償金として支払う事。

等を、条件として出されていましたが、指導者側はこれをすべて認めた上で和解に至りました。

指導者が、自身のかけた技によって事故が発生した事を認め謝罪をした事は、指導と事故との因果関係と自身の過失を認めた事になります。
また、和解の場合は通常、和解金となるところを、被害者への損害賠償金の名目とし、さらにその損害賠償金が1審の判決、2億4千万を上回る2億8千万円で決定した事は、勝訴以上の和解内容と言えるものです。

 この和解内容は、今後、同様の裁判に非常に大きな影響を及ぼす内容となるものと思われます。

関連記事(信濃毎日新聞)
http://www.shinmai.co.jp/news/20110923/KT110922FTI090005000.html

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【2011/09/24 15:40】 | 柔道事故裁判
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2008年5月、長野県松本市の柔道教室で当時小学校6年だった沢田武蔵君が練習中に男性指導者から投げられ急性硬膜下血腫を発症、現在も遷延性意識障害の状態にある事故の民事訴訟の第1回控訴審が東京高裁にて行われました。

この事故については、1審の長野地裁松本支部において、2011年3月16日に原告側の主張を認め被告側(指導者側)に賠償金の支払いを求める原告勝訴の判決が降りています(詳細は、当ブログ内のhttp://judojiko.blog58.fc2.com/blog-entry-130.htmlの記事を参照ください)が、被告側が事故は不可抗力によるものだとして控訴をしていたものです。


2011年8月4日に開かれた控訴審において、東京高裁の市村陽典裁判長は賠償金の支払いを前提とした和解を勧告しました。
高裁においても原告側の主張が認められた上での和解勧告になります。

被告側は、指導者本人がいないという理由で和解を保留したため協議は次回以降に持ち越されました。

なお、この事件については、2010年9月に男性指導者が業務上過失傷害の疑いで地検松本支部に書類送検されています。

■日本テレビ(動画ニュース)
http://www.teny.co.jp/nnn/movie/news884975.html



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【2011/08/05 11:54】 | 柔道事故裁判
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