2009年7月29日滋賀県秦荘中学校の柔道部で顧問に投げられた直後に意識不明になり、約1ヶ月後に急性硬膜下血腫で死亡した村川康嗣(当時12歳)の柔道事故の真実を明らかにし、それを多くの方に知ってもらうためのブログです。
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9月25日付けで一宮講師が依願退職をした。
奥さんの実家のある岐阜だか愛知だかに引っ越しをするのだそうだ。
 
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【2009/09/25 21:11】 | 学校側の説明・対応
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2009年8月14日
8月9日に病院でおこなわれた学校側の説明の際に、いくつか質問をしたことへの回答をしたいと学校関係者が実家に来た。
こられたのは、北村校長、川島教頭、谷田学年主任。 

以下、一問一答形式で。

1.事故の経緯を説明する資料で、後から作成されたものに、絞め技を「落ちるまで締めつづけろ」と一宮講師が言ったとする生徒の記述が削除されているのは何故か?
警察に、より新しい資料として提出をしているのであれば、この部分が削除されているのは問題ではないか?
↓ 
記載漏れは意図的でなものではない。
しかし、警察には訂正した資料を再提出するつもりはない。どう受け取るかは警察次第である。


2.保護者会の資料に、生徒の聞き取り内容が反映されていないのは何故か? 

7月30日に渡した資料がすべてであり、それ以上の事は確認できない。
また、生徒の聞き取りは、当日の練習の場所に学校側の人間が誰もいなかったので、聞き取りの内容が真実であるかどうかが確認できない。

3.乱取りの指導内容が適切なものだったと判断をしているか?

日常的に乱取りでは、受け身を指導し、引き手をちゃんと引いていると一宮講師が言っているので、その通りである。
 
生徒の聞き取りは、学校側の人間が誰もいなかったので、真実であるかどうか確認できないと言っているにもかかわらず、一宮講師の言う事はそのまま信じるという事らしい。
 

4.落ちるまで占めろというのは適切な部活動の指導として適切か?
↓ 
この言葉を一宮講師が言った事が事実かどうか、学校側として立証できないので回答できない。また、この部分は事故の確信となる部分だと思われるので、回答できない


5.体罰の存在の有無
柔道部で日常的に平手打ちで生徒を殴っていたという情報がある。
一日の練習で必ず数名の生徒が殴られていたと聞いたが、これは体罰ではないのか?

学校側は体罰はなかったと認識している。
したがって、生徒への聞き取りをする必要はなく、調査もしない。

6.当日の練習が適切であったのかどうか?

その場を学校関係者の誰も見ていないので、学校として確認できない。また、今回の事故の確信となることであり、警察の調査も入っているので回答できない。


以上が、主たる回答の内容である。
こちらの質問には何一つ応えていない、まさしくゼロ回答である。
なおかつ、体罰という重大な側面については、体罰はないのだから、調査はしないのだ、と言い切った。

以前から北村校長は、学校に管理責任があると私に言ってきた。
私は彼に、管理責任とはどういうもので、誰がその責任をとるのかと質問した。

北村校長は、こう答えた。
学校の管理下の部活動中で起こった事故であり、結果的にこのような重大な事になってしまったという事だ。
警察の調査をまたなければ、責任にも言及ができない
8月9日の段階で、警察に提出した資料のすべては家族に提出した。
それが、家族への学校側の誠実な対応であると思っている。

自分たちでは何一つ真実を見据えようとしないこの答えが、私たちへの誠実な対応なのだそうだ。

この日の説明を最後に、学校側からは何の説明もされていない。


【2009/08/14 18:47】 | 学校側の説明・対応
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妹がPTSDと診断されてから、私は学校や町の関係者に直接妹にコンタクトをとらないように再三にわたりお願いをしていた。

妹の精神的な負担を少しでも軽減したいためだ。

彼女は、今、康嗣の側についているだけで精一杯の状態であり、今回の原因を作った関係者と話すことで、彼女の精神的な苦痛が増す事を恐れたのだ。

にも関わらず、学校は、平気で妹に連絡を入れてきた。
何故、ここまで非人間的な対応がとれるのか、私には考えられない。
妹の心理状態を考えれば、それがいかに彼女にとって精神的な負担になることか、解るはずではないか。

彼らには、他人の痛みを解ろうという気持ちよりも、自分たちの主張を認めさせたいという、その事のほうが大事なことなのだろうと思った。

私は、北村校長に抗議をし、話があるなら私にしてほしいと依頼をした。
北村校長は、事実を包み隠さず話すので説明をしたいと言った。

2009年8月9日
病院のICUの待合室に、北村校長、川島教頭、谷田学年主任、柔道部の副顧問の木村教諭、康嗣の担任の池下教諭が来た。
事件の当事者である一宮講師は、その場にはいなかった。

私はまず、康嗣に面会をしてもらった。
今の康嗣の状態を見てもらいたかったのだ。
その上で、話を聞きたいと思った。

康嗣は、ICUのベッドの上で、自ら呼吸身できず、体中に管を繋がれ、静かに横になっている。
呼吸器で呼吸をしているからが、息を吸う時に必要以上に胸が大きく動いた。
目は、開けられたまま、ここ数日で白濁してきた瞳は、空をただ虚ろに見つめている。
呼びかけに反応もせず、手を握っても握りかえす事もない。

私は、一人一人に康嗣の状態を見てもらった。
これが、あなた方の学校で起った事だと言った。

その上で、この康嗣の姿を見た上で、あなた方の語る真実を説明してもらいたい。

控え室に戻って学校側の説明が始まった。
学校側は、警察に提出したすべての資料を持参したと言った。

一回目の保護者会の後、警察に提出した資料であり、警察から家族に提出を控えるようにと言われたと北村校長が私に説明した、その資料である。

警察から家族へ資料を提供するのを止められているのではないかという問いに、北村校長は、「警察からそのような具体的な指示があったわけではなく、警察との話の中でそのようなニュアンスとして捉えた」と説明をした。

ようするに、警察に提出した資料なので家族に見せるなと警察が言ったわけではなく、事件当日の夜、調べた事はすべて家族に知らせると約束をした北村校長が、自分の意志として、その資料を今まで私達に提供していなかったのだ。

このような対応を平気でする学校の、何を信用しろというのか?
学校の説明は、北村校長の説明は、常にその場しのぎの行き当たりばったりで、何一つ、誠実に家族に向き合おうとはしていない。
このような人が教育者であっていいのかと私は真剣に思った。

学校側が持参した資料は、

1.「村川康嗣くんの事故について」と題された8月1日の日付がある書類。
内容は、30日に行った生徒の聞き取り資料を時間毎に並べ替え、そこに顧問のI講師に行った聞き取り内容を付加したもの。

この書類の中で、一宮講師の聞き取り内容としてこのような記載があった。

乱取りの中で投げられたときに、康嗣君が頭を打っている可能性はある。中学生の場合、投げる・(投げられた相手は)受け身をするがどちらもスカッと決まらない場合も多く、投げた方がそのまま相手におおいかぶさってしまう際に、投げられた方が頭を打つ場合もある。(原文ママ)

おそらく一宮講師は、自分との乱取りでは引き手を引いていたので康嗣は頭を打っていないが、生徒同士の乱取りの中で頭を打っている可能性はあるといいたかったのだろう。ようするに、今回の事故は自分に要因があるのではないが、生徒同士の乱取りにその原因がある可能性があると言いたかったのだ。
しかし、重要なのはそのことではない。
一宮講師は、乱取りの練習中に康嗣が頭を打っている可能性を認めているのだ。
自分が指導している部活において、練習中に生徒が頭を打っている可能性があることを認めているのだ。
このことは、極めて重要な証言であると私は思った。


2.上記の1の書類を8月8日付けでリバイスしたもの。
この資料では、1に比べ、一宮講師の言い分が更に多く取り入れられており、生徒の聞き取り内容にたいし、自分の指導が適切であることを正当化しようという彼の意思が見て取れるものだった。
さらに、この資料から、生徒の聞き取り調査にあった、一宮講師が絞め技の練習で「落ちるまで締めろ」と指示したとする記述が削除されていた
 
3.一宮講師の供述にもとづく妹のとの懇談記録。
妹のメモと照らし合わせるとこの懇談記録の内容にも妹のメモの内容とは違うものが多く含まれていた。

4.康嗣の保健室の来室記録。
 
以上の書類を、それぞれ北村校長が説明をした。
そして、これが学校側が警察に提出している書類の全てであると言った。

すべての説明が終わってから、私はいくつかの疑問点を質問した。

1.事故の経緯を説明する資料1と2で、2からは1には記載されていた「絞め技を尾落ちるまで締めろ」と一宮講師が言ったとする生徒の記述が削除されているのは何故か?
警察に、1よりも2のほうがより新しい資料として提出をしているのであれば、この部分が削除されているのはこのような生徒の供述がなかったことになってしまうのではないか?

学校は、単なる記述ミスであると説明した。
記述ミス?
私は意図的なものではないのかと食い下がった。

また記述ミスであるなら、その旨を警察に伝え訂正するべきであると伝えた。

2.保護者会の資料に、生徒の聞き取り内容が反映されていないのは何故か? 

3.乱取りの指導内容が適切なものだったと判断をしているか?

4.「落ちるまで締めろ」という指導は適切なものだと判断しているか?

5. 体罰の存在の有無
実は、この日までに秦荘中の柔道部においては、日常的に一宮講師が平手打ちで生徒を殴っているという情報が入っていた。
康嗣も同様に、一宮講師には何度も殴られていた事が解った。
私はこの事を、柔道部の副顧問である木村教諭に聞いた。
木村教諭は、一宮講師は指導の一環として生徒を平手で打ったことがある、と認めた。 
私は、これは体罰ではないのか?
生徒に確認をしてもらいたいと依頼をした。
 

以上の質問を返し、学校側は後日改めて回答をすると言った。

【2009/08/09 19:47】 | 学校側の説明・対応
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2009年8月7日
秦荘中学で二回目の保護者会が開かれた。

私は、この保護者会の前に北村校長に康嗣が脳死になった旨を連絡をしている。

この保護者会の冒頭で、北村校長は、康嗣が依然として重篤な状態であると告げたその後に「一日も早い回復を願っている」と付け加えた。

一日も早い回復?
前回の保護者会でも、学校側の偏った説明で、多くの保護者の方は康嗣の事故が重大なものではなく、が回復可能な状態であると思われていた。

康嗣は、すでに死へのカウントダウンを始めているのだ。
その事を知っていながら、彼は何故平気でこのような言葉を吐けるのだろう。

学校側は、康嗣の様態を、事故の様子を、何一つ明確に保護者に語らない。
嘘はついていないが、事実を明確しない事で意図的な情報操作を行っていると私は感じていた。


 

【2009/08/07 23:20】 | 学校側の説明・対応
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2009年8月2日
事件より4日後の8月2日、19時より秦荘中学校で臨時保護者会が開かれた。

この日から、学校の対応が大きく変化を見せはじめる

いくつかの理由が考えられるが、私は学校側の変化は、その当日の朝刊に朝日新聞に掲載された記事が何んらかの要因になっているのではないかと思っている。
この日の朝刊で、生徒の聞き取り資料をもとにした記事が朝日新聞に掲載されたのだ。
「絞めるまで落ちろ」等の指導があったとする記事だ。
この記事の掲載により、学校側は態度を硬化させたのだと思う。
また、同時に柔道部の保護者の方にも波紋を投げた。
それは、また改めて詳述したいと思う。

この臨時保護者会には、私達家族は誰も出席をしていなかったが、出席をされていた他の保護者の方にメモをとっていただいていた。

臨時保護者会後、私は秦荘中学校に電話を入れ、今日の臨時保護者会がどのような内容であったのかを北村校長に聞いた。

北村校長は、
「何人かの保護者の方がメモをとっておられたはずですので、それを読めば解ると思います」
と答えた。

家族が、保護者会の内容について聞いた時に、自らが説明をせずに、他の保護者の方が好意でとっていただいているメモを読めば解る、と言い放ったのだ。

その時の北村校長の声のトーンは、30日に「生徒の聞き取りと一宮との聞き取りの差に愕然としている」と答えた人物と同じであるとは思えない程、無機質な声のトーンに変化していた。
まるで、他人事であるかのような事務的な言い方であった。

私は、この校長の答え方で、学校側の今後の対応を理解した。
家族と対立する腹を決めたのだと、瞬時に悟った。


私は一端、電話を切り、保護者の方がとられたメモのファックスを待った。
そして、そのファックスの内容にまた愕然とした。

保護者の方からいただいた内容によると、
学校側の説明は、当日の部活動の内容は適切なものであった、康嗣の様子は普段とおりであったとする内容で、この保護者会では、30日に示された生徒の聞き取り調査の内容には一切触れられていなかったのだ。

 

ファックスを見て、私は再度中学に電話をし、校長に質問をした。
なぜ、30日の聞き取りの内容を保護者会で説明しなかったのか、と。 

すると、校長は、

「落ちるまで締めろ」等の一宮講師の言動に触れなかったのは、30日に行った聞き取り調査の内容が到底考えられないことばかりなので、再度生徒に聞き取りを行った。
すると、最初の聞き取りは生徒の間違い、思い違いであったと生徒が言ったので、新たな聞き取り調査を行い、それに基づいて説明をした。
現時点では、これが真実であると言ったのだ。

では、何故新しい聞き取り調査を家族に示してもらえなかったのかと説明を求めると、警察(東近江署)に提出した資料なので公開を控えたと、説明をした。

30日の聞き取りは、生徒の思い違いであると言ったのだ

だが、この時の北村校長の私への説明は、後々すべてが嘘であることが解ってくる。

まず、7月30日に行われた聞き取り以降8月2日までには、新たな聞き取りなどは生徒には行われなかったのだ。
したがって、現時点でこれが真実であると言い切ったその事自体も嘘だったのだ。
当然、存在しない新しい聞き取り調査の内容も警察に提出などされていない。

後日、この事を再度確認すると、校長は、 
30日の聞き取りが生徒の思い違いであると言ったのは、私の勘違いであった」とまるで禅問答のような返答をした。

なんといい加減なのだろう。
これが、一つの中学校を束ねる責任のある学校長の言葉なのだ。

後日入手した学校が作成した保護者会の説明資料からは、真実を隠蔽しようとする意図が見て取れる。


例えば、
30日の聞き取り調査で私を愕然とさせた「落ちるまで締めろ」と言った一宮講師の指導には触れられておらず、絞め技については、適切な指導のもとに行われていると説明をされていた。

説明資料に載っていたのは以下のような文章である。

・この時は寝技もありで、絞め技もありました。
*絞め技は、中学校で正式に認められている寝技の一つで、相手の首を絞める技です。
送り締めなどがあります。毎日練習しているわけではありませんが、試合では技をかけられることもあるので、絞め技の防御の練習を2・3年生がいるときに練習しておくことが必要と考え、
適切なアドバイスのもとに、顧問がいるときのみ練習しています。

落ちるまで締めろという指導にはまったく触れず、絞め技は適切なアドバイスのもとに練習していると言っているのだ。

声が出ていないという理由で康嗣が居残らされた事に対しては、

・初心者には丁寧に教えて上げなさいという指導をしているので、乱取りの最中、2・3年生は1年生に声を出すこと、技のことなどについてアドバイスをしています」
・18本目
(の乱取り)が終わった時点で、声がよく出ていたか、積極的に技をかけようとしているかなどを一宮講師が総合的に判断をして、どんどん人数が抜けていきました。

と、上級生が、声を出すようにアドバイスをしていたことに起因しているかのような言い方をしている。

康嗣が倒れた時の事は、以下のように記載されている。

・24本目、康嗣くんが最後になりました。顧問の一宮としては、ここ1週間程は、康嗣くんは体調が良さそうに見えましたし、能登川高校に出稽古に行ったときも押さえ込みをするなど力をつけてきた部分もみられましたし、しんどかったら休んでもよいといっていましたので、実際に休んで別メニューをこなしていたときからすると、しんどくても最後までやり抜くようになってきたので、もう少しふんばらせたいと思いました

・26本目、乱取りのしめくくりとして「自分としようか」と康嗣くんの相手を生徒が続けるよりも、一宮が相手になった方が康嗣くんが頑張るだろうと思って一宮が相手になりました。一宮との練習はこの最後の2分間だけです。

(*実は、この後の家族の調査でこの乱取りが2分以上続いていたことが明らかになっている

・康嗣くんは、額に汗をぽつぽつとかいていました。いつもと同じように組む動作がゆっくり目でした。目や表情を見て出来ると判断しました」
(*乱取りの相手をした上級生の多くが、康嗣はすでにフラフラだった、握力が弱かったと言っていることに対し、いつものようにゆっくりであった、とする事で、それが普段と変わらないことであり、事故を予見できるものではないと言いたいのだろう)

さらに、この資料では事件が起った時のことを以下のように記載している。

・康嗣くんが一宮に大外刈りをかけたが返されました。一宮が襟元を持ち頭部を畳に打ち付けないように持ち上げていました。
・少し動いてから、次に寝技の絞め技に移りました。
起き上がったので、しんどそうではあるが、続けられると判断しました。
16:20頃
・再び2人が組み、康嗣くんが一宮に2回目の大外刈りをかけましたが、このときも返され一宮が頭部を持ち上げていました。ところがその時、一宮は異変に気づき、あお向けに寝かせました。
「康嗣、康嗣」と呼びかけても返事がありませんでした。
・さらに服を脱がして、水をかけて名前を呼び続けました。
・同時の生徒も職員室に呼びにいかせ、様子を見にきた宇賀教諭が119番しました。その間2~3分でした。

 

これを読む限りでは、当日の指導は適切なものであり、事故は不慮のものであり、予見できなかったと捉えられる。
一宮講師が投げたときも、必要以上に頭をかばっていたことが強調され、部活動が安全に配慮されていたのだと捉えられる。

しかし、真実はこうではないのだ。

一宮講師との乱取りの時、一回目の大外刈りを大外返しで投げられた後の寝技で、康嗣は落とされて(気絶させられて)いる。
寝技から起き上がってと書かれているが、康嗣が自ら、すっくと立ち上がったのではない、この時、康嗣は起き上がるのもやっとだったのだ。
気絶している康嗣に、一宮講師は、
「何してるんや! 早よ起きんかい!」と大声で叱責をし、無理矢理立たせているのだ。

康嗣が倒れたあとも、
生徒を職員室に呼びにいかせ、様子を見にきた宇賀教諭が119番したとあるが、宇賀教諭は呼ばれて現場に来たのではない。
たまたま、そこを通りかかっただけなのだ。
一宮講師は、自分からは救急要請をせず、たまたま現場を通りかかった宇賀教諭が電話を入れたのだ。
この教諭が、たまたまここを通らなければ、救急車への通報は更に遅れていたはずであり、また、倒れてから救急車を呼ぶまで2~3分という時間も家族の調査で解った時間よりは明らかに短く説明している。

学校は、一宮講師の指導と学校側の対応には、何の問題もないと言いたい内容だ。

臨時保護者会で、30日に行った聞き取り調査の報告をせず、それを暗に否定する内容を羅列し、それが新しい聞き取りに基づくものだと平気で嘘を言い、その嘘が解った後も、保護者には一切の訂正をしていない

多くの保護者の方は、この時の学校の説明をそのまま真実だと、今でも受け取っていらっしゃるだろう

事実、この時、保護者会に出られた大半の保護者の方は、康嗣の症状がそれほど重くはなく、事故も対した事がないのだと思われたのだそうだ。

秦荘中学校は、意図的に真実を隠蔽しようとしている。
私はこの時、そう思った。


この時点で、私は学校側は真実を明かすつもりはないと判断をした。
この日から、私は学校関係者の見舞いを断った。

そして、私は学校側と戦うための準備をはじめる事になった。

 


【2009/08/02 21:47】 | 学校側の説明・対応
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実名でかまわないんです
日本レファレンス批評家協会 参与
校長やその他の職員の名前を伏せていらっしゃいます。しかし実名で記述しても、何の問題もありません。現に私たちは3月あたりからブログを頻繁に実名で更新していますが、何の問題もありませんでした。

公務員は名札をつけて仕事をしているのですから、公務中の仕事は公開していいんです。なので実名を記述することをお勧めします。

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午後1時過ぎ、秦荘中学校から谷田学年主任、康嗣の担任の池下教諭が実家に来た。

この日の午前10時頃から、昨日の練習に出ていた柔道部の生徒を学校に集め、複数の教師によって聞き取り調査を行い、その資料を持参されたのだ。

 私は昨晩病院で、妹から、柔道部の顧問の一宮顧問に対し、
「康嗣が運動未経験者であり喘息の持病がある。
他の生徒さんと同じ練習はできないと思うが、長い目でみてあげほしい。
いきなり激しい練習はできないと思うので、別メニューで練習をお願いしたい」
再三にわたり申し入れをしていたと聞かされていた。

ちなみに、当時秦荘中学校の柔道部に入部した6人の一年生のうち、まったくの柔道未経験者は康嗣ともう一人の生徒さんだけで、他の4名は小学校からの経験者だった。

ここで、康嗣の持病である喘息について触れる。
喘息の持病のある子供が柔道をするという事について、それがそのまま伝われば一般的には違和感があるかもしれない。
ただし、康嗣の場合は、柔道部に入る前にかかりつけの医師に相談をし、医師からも運動はした方が良いと勧められていたのだ。

学校側は、聞き取り調査をそれぞれの生徒さんに行い、その原紙とそれを打ち直したものを資料として持参していた。

その資料の全てをお見せはできないが、以下に抜粋して記載する。


・1年生は大会の出来がよくなかったので上級生と乱取り。
(乱取りは)1年生と2・3年生が組む形で(この形式での乱取りは初めて)
・1年生中心のメニューだった。乱取り練習がいつもより多く思えるので、村川君だけでなく1年生全体がしんどそうであった。
・1年生の中には泣いている子(康嗣君ではない)もいて、練習をしんどがっているようにも見えた。

・乱取り(1年生中心の練習)2分を何本もやっていく(本数指定なし)。無制限でI先生の「ぬけろ」という指示で上がる。
(乱取りは)1年生がもとだち、1年生と2年、3年が組む形で、2年と3年が組む事はなかった。先生から見て出来ている1年生から順に急速。康嗣君が最後まで残った。
(康嗣は)いつもよりフラフラしているように見えた。
・いつもよりしんどそう
(疲れているよう)だった。2・3年生は1年生としか乱取りをおこなわなかったため、体力的にも余裕があり、いつもより動きも良く、技も早いと感じた。
・練習はいつもしんどい(疲れる)けど、昨日は(乱取りが)無制限ということもあってしんどかった。
・締めて落ちるまでやるように指示(やめの合図をしてもしめられ続ける)
・普段はしめはない

・康嗣君は(乱取り)10本目ぐらいで行きが荒かった。「ハア、ハア」。20本目くらいでフラフラ、フニャフニャ。下にしゃくるとすぐ倒れて、投げられてもすぐに立てない様子。
(康嗣は)最後のほうは動きがなくて立ち上がるのにも一苦労しているように見えた。
・康嗣君はいつもより元気がないようにみえた。声、汗がでていなかった。
・普段より顔が赤かった。乱取り中に顔が赤かった。普段はそんなことはない。
・道着を握る力がいつもより弱かった。
・頭は
(乱取り中に)何回か打っているだろう。彼は(康嗣は)受け身が上手ではない。
・I先生とする時、すでに康嗣くんはフラフラしていた。
・先生とやって、しめる、落ちる、立ち上がる。
・康嗣君は先生との乱取りのとき、いつもと違って自分から行かなかった。ゆっくりとかかっていった。
・一宮先生が3本くらい投げたあと、康嗣君は立ち上がれなくなった。(先生の投げは早かった)



私はそこに書かれていた生徒さんの証言に、衝撃を受けた。

当日の練習は、試合で成果のでなかった1年生主体の練習であり、1年生対上級生という形式での乱取りがこの日初めて、無制限で行われていたこと。
その乱取りの最中に、一宮講師が絞め技をする生徒に対し、「落ちるまで(気絶するまで)締め続けろ」と、およそ中学校の部活動として適切ではないと思われる指導をしていたこと。

また、この日の乱取りは一宮講師がよく声が出ている等と判断した生徒から練習を終了させており、声が出ていないという理由で、康嗣が最後まで居残らされて乱取りを続けさせられていた事。

康嗣の乱取りの相手をした上級生の多くが、康嗣はフラフラで握力も弱かった証言しているにも関わらず、最後にI講師自らが「まだやれる」と判断し、康嗣の乱取りの相手となり、康嗣を返し技で投げている事。
等が解った。

私は激怒した。
妹からの再三の申し入れを無視し、初心者である康嗣に配慮するよりも、むしろ初心者により過酷な練習を課していた事。
また落ちるまで締め続けろなどという安全を軽視した指導が行われていた事。

これが、適切な指導なのか?
これは、起るべくして起った事件ではないのか?

資料を持ってきた学年主任の谷田教諭は、私の問いに
「中学校で行われる指導の範囲とは思えない」
と苦慮の表情で答えられた。

その後、私は中学校の北村校長に電話を入れた。
この聞き取り調査の内容をどう思っているのかを尋ねた。
北村校長は、
「生徒の聞き取り内容と一宮との聞き取りの差に愕然としている」
と答えた


中学校の持参した資料によって、私はこの事件が単なる練習中の不幸な事故ではないと確信をした。
康嗣は、命が助かる機会があったにもかかわらず、その機会を与えられず、無謀な練習を継続させられたことにより命を失ったのだ。

後日、この事は家族の調査で、日常の部活動の指導内容、初心者への指導内容が解ることにより、更に明らかになっていくのだが、それはまた後日改めて記載したい。


ただし、私はこの時点では、まだ、学校側が真実を隠蔽しようとしているとは思っていなかった。
真摯に原因を究明しようという姿勢があるのだと思っていた。

この日の午後、教育委員会と学校側の記者会見が愛荘町役場の秦荘庁舎で行われる事になった。


 

【2009/07/30 13:34】 | 学校側の説明・対応
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