2009年7月29日滋賀県秦荘中学校の柔道部で顧問に投げられた直後に意識不明になり、約1ヶ月後に急性硬膜下血腫で死亡した村川康嗣(当時12歳)の柔道事故の真実を明らかにし、それを多くの方に知ってもらうためのブログです。
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昨日(2012年2月7日)、衆議院第1議員会館において第2回目となる「学校における柔道事故に関する勉強会」が開かれました。
150席の会場が満席となり、国会議員の他にも多くの地方議員(都道府県議会および市区町村議会議員)の方々がご参加になり、この問題に対する関心の高さを伺わせるものとなりました。

詳細については全国柔道事故被害者の会のサイトに掲載されている記事と以下のJANJAN Blogの三上英二記者の記事に詳細が掲載されていますので、合わせてご参照ください。

全国柔道事故被害者の会:文部科学省への要望書
JANJAN Blog:第2回柔道事故勉強会

勉強会では、武道必修化による危険性だけでなく、平均で年間4人の子供が亡くなっている学校柔道全体の問題について触れました。
武道必修化にのみ問題が集約していますが、死亡事故が減らない学校柔道を全体的に捉えることが必要で、授業だけではなく部活動を含めた安全対策が急務です。
そのためには日本の柔道の指導者の意識と指導方法を抜本的に見直さなければならないと訴えました。

勉強会の終了後、民主党の輿石東幹事長と平野博文文部科学大臣宛に「要望書」を手渡しました。

私達が要望したのは、授業、部活動を問わず、
1.国民が納得できる安全確保の仕組みの提示
2.中立的な第三者による事故調査委員会設置の義務付け
です。そして、それを実現するための具体的な例示を上げました。

要望書についても、先に紹介した全国柔道事故被害者の会のサイトよりダウンロードが可能です。詳しく御覧いただきたいと思います。


武道必修化については、場当たり的でしかありませんが、対策が各地方自治体においてとられつつあります。
名古屋市では文科省のカリキュラムに拠らない独自のカリキュラムを制定し、足技や投げ技を指導しないとしたそうです。
また、文科省においても、先週の金曜日(2012年2月3日)に行われた有識者会議によって、必修化される武道のうち柔道の安全管理指針案を示しました。
この指針で、学習指導要領の解説に示された大外刈りなど六つの基本技については、「あくまで例示であり、全ての技を取り扱うよう示したものではない」との見解を明記し、大外刈りについては「初心者に大外刈りをかけない」という注意事項を盛り込むことがまとめられました。

抜本的な対策ではないものの、これらの対策と最近のメディアの報道により、授業(武道必修化)での柔道については、その危険性が注意喚起され、結果として事故の抑制に繋がるのではないかと期待をしています。

しかし、学校管理下の柔道事故で最も危険である部活動での事故対策は、何ら手がつけられていません
毎年死亡者を出し続け、事故が減少する事もなく、昨年も3人の子供が亡くなった部活動は、いまだ何ら安全対策がとられず、問題が放置されたままです。

武道必修化の問題に隠れ、柔道事故の本丸には対策の準備すらされていないのが現状です。

文科省で私達の要望書を受け取っていただいたのは城井崇政務官でした。
私は、城井政務官に要望書をお渡しする際に、この事に触れ、今何もしなければ、間違いなく今年も柔道の部活動で不幸な事故は起こると申し上げました。
そして、子供が亡くなることが解っていながら何の対策もとらないのは大きな罪だ、と申し上げました。

柔道で不幸な事故にあう子供がでる事を、それによって不幸な家族ができる事を、誰一人として望んではいないはずです。
そのためには、「今」対策をとらなければ、今年も手遅れになります。

全国の中学校と高校の柔道部の顧問と外部指導者に対して、一刻も早く、専門家による医学的知見を含めた安全のための研修会を開き、全員に参加を義務づけ、安全指導を徹底させるべきです。


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【2012/02/08 21:29】 | 武道必修化
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2月6日に放送されたNHKのクローズアップ現代「“必修化”は大丈夫か 多発する柔道事故」の内容がテキストと画像にて配信されています。

柔道事故の問題点や文部科学省の認識など、非常によく解る内容です。
見逃された方は、是非ご覧ください。

2012年2月6日:クローズアップ現代「“必修化”は大丈夫か 多発する柔道事故」

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【2012/02/08 18:03】 | マスコミによる報道
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明日(2012年2月7日)、衆議院第1議員会館において被害者の会と国会議員との勉強会「学校における柔道事故に関する勉強会」の第二会目が開催されることになりました。
前回に続き勉強会は、民主党の中根議員と初鹿議員が中心となり進めていただいたもので、民主等の議員、秘書、文科省の方々が参加され、全国柔道事故被害者の会より柔道事故の実態についてお話をさせていただくことになっています。

当日は、被害者家族より被害状況を発言した後、柔道事故全体の問題点、柔道事故防止への提言等を全国柔道事故被害者の会より行い、私達のシンポジウムで毎回講演をいただいている神奈川県立足柄上病院の野地雅人脳外科部長より重篤な脳損傷事故の医学的な発生機序についてお話をしていただきます。

また、勉強会の終了後に輿石幹事長と平野文部科学大臣に全国柔道事故被害者の会からの要望書を手渡す予定となっています。

「学校における柔道事故に関する勉強会」(第二回)
日時:2012年2月7日 13:00~
場所:衆議院第1議員会館 地下1階 大会議室


本日の夜にもNHKのクローズアップ現代で放送がされますが、連日のように柔道事故に関する報道がされています。
以前も、このブログで記載をいたしましたが、柔道事故の問題は武道必修化だけではなく、現実に多くの子供達が今も命を落とすかもしれない指導方法の中で現実に柔道をしている事にあります。
武道必修化にのみスポットがあたるのではなく、柔道事故の本質についての議論をしたいと思っています。


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【2012/02/06 12:30】 | 武道必修化
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来週の月曜日(2012年2月6日)のNHKの「クローズアップ現代」で柔道事故の特集番組が放送されることが決定しました。

クローズアップ現代「大丈夫か 柔道の“必修化”(仮題)」
2012年2月6日(月曜) 19:30~19:56
NHK総合
<内容紹介>
4月から全国の中学校で、柔道を含む武道が必修化される。しかし、その直前になって、柔道の部活動や授業中に多くの子どもが死亡していることが明らかになった。学校で亡くなった子どもの数は、中高合わせて28年間で114人。柔道の死亡事故率は他のスポーツに比べて突出して高いことを示すデータもある。これは、名古屋の研究者が、文科省所轄の独立行政法人が持っていたものを、分析してわかったもの。これまで文部科学省は、こうした集計を行ってこなかったのだ。一方、学校現場では、事故多発を受け混乱が起こっている。指導にあたるのは大半が柔道経験のない教師。学習指導要領の解説には投げ技や乱取りまで記載されており、短時間で教えるのは危険だと専門家からも声があがっている。なぜ、事故の多発は放置されてきたのか、そして、安全対策は十分なのか、検証する。


先日放送されたNHK大阪制作の「かんさい熱視線」がベースになり、新しく取材をした内容を入れて再編集されるようですので、我が家の事故についても取り上げられる事になると思います。

NHKのゴールデンタイムの全国放送で柔道事故の放送がされる事になります。
多くの方に見ていただき、学校現場での柔道事故防止に繋がることを願っています。

2012年2月8日追記:
2月6日に放送されたNHKのクローズアップ現代「“必修化”は大丈夫か 多発する柔道事故」の内容がテキストと画像にて配信されています。
見逃された方は、是非ご覧ください。
2012年2月6日:クローズアップ現代「“必修化”は大丈夫か 多発する柔道事故」




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【2012/02/03 10:36】 | マスコミによる報道
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